「e:HEV」からド直球の「Honda Hybrid」に! ホンダがハイブリッドシステムの名称をたった6年で変更する理由 (2/2ページ)

ホンダの復活劇が始まる

 ではどんな名前になるのか。ズバリ、その名も「Honda Hybrid」である。あまりにも潔いというか、もうそのままである。なんの捻りもないド直球な感じがかえって好感がもてるほどだ。

 ただ、こんな短期間で名前を変える必要があるのだろうか? ホンダはこの背景に対して、以下のような声明を出している。

Hondaは、グローバルで拡大するハイブリッド車の需要に迅速に対応するため、2026年5月に発表した四輪事業再構築に向け、ハイブリッド領域への開発・生産リソースの再配分を進めています。この取り組みの一環として、システムを刷新した次世代ハイブリッドシステムを2027年よりグローバルで順次投入します(一部改変)。

 どうやら新しいハイブリッドシステムを投入する一環のようだ。ではどんなシステムなのか。現在わかっていることとして、リリースには「独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」で培った技術をベースに進化させ、『優れた燃費性能』と『五感に響く操る喜び』を高次元で両立するホンダならではのハイブリッドに仕上がっている」と書かれている。

 つまり、2モーターのハイブリッドを軸に、より運転が楽しめる、ホンダ車ならではの楽しさを秘めた技術にステップアップしているといえそうだ。あくまで筆者の想像だが、イメージとしては現在、プレリュードやシビックe:HEV RSで展開されているS+シフトモードのような雰囲気なのだろうか。

 なおホンダでは、この「Honda Hybrid」を搭載したモデルを2029年までに、北米市場をはじめとするグローバル市場へ15車種投入する計画だという。あくまで一例に過ぎないが、モデルライフを考えると、次期ZR-Vやシビック、アコードなどがこの「Honda Hybrid」を搭載する新型車となるかもしれない。

 また、「Honda Hybrid」搭載車では、ボディのしなりを活用してタイヤの接地力を高める「新操安剛性マネジメント」の採用により剛性の最適化と軽量化を図った「新開発プラットフォーム」をベースに、独自の統合制御技術「Motion Management System」や新開発の電動AWD(オールホイールドライブ)などを導入し、ホンダならではの五感に響く上質・爽快な走りと、安心でありながら意のままの走りを実現できるようなクルマ作りを進めていくとしている。

 このなかで気になるのは、「新操安剛性マネジメント」だ。というのもこの技術、じつは開発がほぼ中止となったHonda 0シリーズに投入される予定だった技術でもある。実際に一部関係者はこの技術を導入したプロトタイプカーに触れている。

 ただの名称変更と思いきや、意外や意外、かなり大規模な改革がホンダの内部で進んでいるようだ。今後の展開に注目したい。


この記事の画像ギャラリー

WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

編集者

愛車
ホンダ・シビックタイプR(EK9)/スズキ・ジムニー(JA11V→JB23W)
趣味
写真/ドライブ/サーキット走行/クルマ弄り/スノーボード/ダーツ/自転車/その他多数
好きな有名人
大泉 洋/織田裕二/篠原みなみ

新着情報