この記事をまとめると
■新エンジンを搭載したスバルBRZがSUPER GT第6戦SUGOで3位表彰台を獲得
■新たなセットアップの方向性が実を結びマシンの進化を証明
■次戦オートポリスでさらなる上位進出を目指す
煮詰めた新たなセットアップで勝負
9月19日(土)から翌20日(日)にかけて、宮城県のスポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』が開催されました。そして、GT300クラスに参戦する61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが、今シーズン念願の表彰台にあがりました。
今シーズンはエンジンをEJ20シングルターボエンジンから、EG33ツインターボエンジンに載せ替えて戦っています。
シャシーは2025年に作り替えを行い熟成させてきました。その際に2026年はエンジンを載せ替えることが決まっていたため、エンジンや補器類を収めるスペースなども考慮してシャシーやエンジンルームの設計を行っていました。
SUBARU BRZ R&D SPORT エンジンルーム画像はこちら
そして2026年はいよいよエンジンを載せ替えて実際のレースで戦うことなりました。事前のシミュレーションやテストなどでは好感触を得ていたようでしたが、実際のレースになると思った以上に苦戦してしまいます。
第1戦岡山は17位、第2戦富士では予選トップを獲得しマシンの速さを実証しましたが、決勝はトラブルにより27位。第3戦セパン大会は世界情勢にともないキャンセルとなります。ここまででポイントは富士のポールを獲得したことによる1ポイントのみです。
セパン戦がキャンセルになったことで、約3カ月という長いインターバルを活用して、スバルとR&D SPORTはエアロの改善などを盛り込んできました。
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その結果の第4戦富士では、予選12位からスタートし追い上げを見せましたが、終盤になりタイヤバーストが起きてしまい28位という結果になります。第5戦鈴鹿は予選3位を獲得し期待できましたが、ライバルに追突され最後尾まで落ちたことで戦線離脱の28位という結果になってしまいました。どちらも結果は残念でしたが、エアロの改善などの効果は得られており、着実に進化は見えます。
順位だけ追いかけると低迷していますが、トラブルの要因はタイヤバーストであったり追突であったりと、今シーズン新しくなったエンジンやエアロはトラブルを起こしていません。とはいえ、エンジンが重くなったことによるフロントタイヤへの負担や、マシンが速くなったことによるタイヤへの攻撃性アップなども考えられます。
SUBARU BRZ R&D SPORTはダンロップタイヤを装着画像はこちら
タイヤへの負担増の要因として、セットアップの方向性などを考え直す必要はあったかもしれません。
来シーズンGT300クラスはダンロップタイヤのワンメイクとなることから、第4戦以降レース後にサーキットに残り、タイヤテストをする機会が公式に設けられています。スバルチームも来シーズンのタイヤであったり、今シーズンのタイヤでテスト走行を行ってきました。
鈴鹿サーキットでの第5戦後もテスト走行を行っており、そこでシーズン中にはなかなかできない、大幅に違うセットアップを試します。そこで新たなセットアップの方向性を見いだせたといいます。
いままで苦悩を抱えてきましたが、新たなセットアップの方向性が見つかったことで、今回の第6戦SUGOに大きな期待がかかります。
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台風の影響で秋雨前線も活発化し、第6戦SUGO大会は天気が読めない日々となります。土曜日の練習走行と予選は曇り空のなかで行われ、練習走行ではトップタイムを刻みます。
午後に行われた予選Q1では、A組で出走した井口がトップタイムを出します。Q2に進み山内が出走し、念入りにタイヤを温めていざアタックに入るときに、ちょうどピットアウトしたマシンとコース上で交錯する瞬間があったため山内は一旦走行をゆるめ、次の周にアタックを行うように調整を行います。
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その結果、Q2トップのタイムを叩き出し、このまま予選トップと思えましたが、終了間際に同じダンロップタイヤを装着する60号車にわずか抜かれ、予選2位という結果になりました。
井口選手は「鈴鹿でのセットアップの方向性のよさがここでも活かせることができたのがよかったです」と安堵の表情を見せますが、山内選手は「1周ずらしてアタックしたことは関係なく、純粋に速さが足りていない」と悔しさを見せていました。