「命がいらないのか」大型トラック運転手が原付のすり抜けに本音。相まみえないライダーの言い分は? (2/2ページ)

相互理解の上で安全運転を心がけたい

 このような恨み節や悩みをもつ大型トラックのドライバーは、数多く存在するに違いない。運転することが仕事である以上、そんな無法を働くバイクを避けて通ることはできない。万が一事故を起こして怪我でもさせてしまったら、免停にもなってしまう。そうして考えてみると、原付バイクに対するストレスは生半可なものではないだろう。対する原付バイクのライダーは、そんな運転をどう考えているのだろうか。

「大型トラックってスタートが遅いから、信号で見かけたら前に入るようにしていますね。それでもだんだん速くなってくるから、追い越されるときは怖いけど。それでも信号待ちになると、また前に入っちゃいます。大型トラックって視界が高いからよく見えるでしょうし、プロだからちゃんと避けてくれるしね。向こうからしたら原付が邪魔かもしれないけれど、こちらからすれば、でっかいトラックは邪魔。だから、それはお互い様じゃないかな(原付ライダーAさん)」。

「大型トラックの邪魔にはならないように、いつも気にしながら原付に乗っています。だって、あんなに大きなトラックを運転するのって大変だと思いますからね。小さいこっちの姿が見えているとは限りませんし。事故したときは間違いなくこっちのダメージが大きくなりますから、危機管理能力が高い人は原付で大型トラックの横をすり抜けたり、前に割り込んだりしないんじゃないですか。少なくとも、僕にはそんな恐ろしいことできないです(原付ライダーBさん)」。

 大型トラックと原付バイクによる交通事故は、毎日のように全国各地で発生している。どのような乗り物に乗っていようが、ハンドルを握る以上は周囲に迷惑をかけることなく安全運転に徹したいもの。速さを求めるのではなく、目的地まで無事に到着することを目指していただきたい。


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