やっぱり金銭面ではもたないほうが圧倒的に有利!
メリットとしては、当たり前だが家計の節約だ。年間50万~80万円が浮くのであれば大いに助かる。車検、点検時期が迫ってきた、クルマの不調が気になる……などの心配もなくなり、クルマがないことで公共交通機関の利用や歩く機会が増え、健康増進に役立つかもしれない。クルマが必要なときはタクシー、レンタカーやカーシェア、あるいは近くの移動であればクルマの代わりに自転車、電動自転車を利用すればいいわけだ(節約効果は低減するが)。これまでクルマが必要だった買い物も、ネットスーパーや配送を依頼することで解決するかもしれない。
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一方、デメリットもある。自身、家族の好きなタイミングで自由に移動できなくなり、早朝、深夜の移動手段が確保できず、体調不良や災害時などにすぐに病院、避難先に行けなくなる。重い荷物の買い物ができなくなる、公共交通機関の時刻表に縛られる、思い立ったときに気軽にドライブできる楽しみがなくなる、レンタカーやカーシェアを利用するのに手間がかかる……そしてなんといっても子育て世代やペットを飼っている人にとっても移動のしやすさ、自由が奪われることである。とくに子育て世代や、公共交通機関に同伴できないペットと暮らしている人は、クルマを手放すと生活がかなり大変になる可能性があるということだ。
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さて、クルマを手放すか否かの判断だが、都市部に住んでいて交通インフラが整い、クルマがなくても移動に困る場面が少ないのであれば、手放すメリットは大いにある。都市部ではレンタカーやカーシェアのステーションもあちこちにあるからだ。また、これまでのクルマの使用、移動がどのぐらいの頻度であったかも思い出してほしい。月に1回程度の遠出、ドライブ、たまの買い物に使う程度で、めったにクルマを動かさない……というのであれば、それでも税金、保険料、ガソリン代、駐車場代、メンテナンス費用はかかり続けるため、手放す方向で考えていいだろう。
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使用頻度の低いクルマはむしろバッテリー上がり、エンジンの不調などのトラブルが発生しやすく、かえってメンテナンスの手間がかかることもありうるのだ。もちろん、愛車を買い取りしてもらった金額も手元に入る。
しかしそれでも運転する、ドライブする楽しみは完全に失いたくない……というのであれば、公共交通機関+レンタカーを併用すればいい。たとえば東京から人気のドライブ先、リゾート地である那須高原に行くとすれば、新幹線で那須塩原駅まで渋滞なし、運転疲労なしで行き、駅前からレンタカーを借りて那須高原を気もちよく走り、ホテルや観光地にアクセスすればいいわけだ。それなら現地でのドライブの楽しみは失われない。帰路、駅でレンタカーを返却し、新幹線に乗れば高速渋滞にハマることもない。
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とはいえクルマを手放さないほうがいい……というケースもある。それは公共交通機関が充実していない地域に住んでいる人や、すでに説明した、緊急時にクルマが対処してくれる子育て世代、愛犬と暮らす家族である。子どもが深夜、体調不良に陥ったとき、救急車を呼ぶほどではないケースに、すぐに子どもを24時間体制の病院に搬送することができ、公共交通機関に同伴できないペットの動物病院、トリミングサロン、旅行の移動方法としてクルマが不可欠になるからだ。クルマにかかる費用が重荷であれば、ランニングコスト、税金の安いクルマに乗り換える、ダウンサイズするのも一案だ。
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結論としては、これまでのクルマの使用状況、居住環境、ライフスタイルを精査し、クルマを手放すことでのメリット、デメリットを天秤にかけて、年間約40万~80万円の節約についてじっくり検討し、判断するといいだろう。もっとも、家族の一員である愛犬と暮らしている我が家では、移動の自由、便利さ、そしてなにより運転の楽しみをもたらしてくれるクルマを手放すことなど考えたこともないが……。