安全性との両立が不可欠
軽量化するのはホイールだけではない
トラックでは、エンジンや補機類の小型・軽量化、シャシー構造の見直しなど、さまざまな部分で軽量化が進められている。
さらに、車両の用途によっては、荷台や架装部分の重量も重要になる。たとえば、箱型の荷台を備えるウイング車やドライバン、クルマを運ぶキャリアカー、生コンクリートを運ぶミキサー車などは、それぞれ用途に応じた専用の架装を備えている。こうした部分も含めて車両全体の重量を抑えることが、積載能力や輸送効率を考えるうえで重要になる。
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ただし、商用車は重い荷物を積んだ状態で長距離を走ることが多い。単純に材料を薄くしたり、部品を小さくしたりすればよいわけではない。必要な強度や耐久性、安全性を確保しながら軽量化することが求められる。
バスの軽量化は燃費や電費にもつながる
では、バスの場合はどうだろうか。バスも車体や各種部品の軽量化に取り組んでいるが、トラックとはメリットの重点が少し異なる。
トラックでは、軽量化によって積載量を確保することが重要な目的のひとつになる。一方、バスでは乗客を安全に運ぶための強度や耐久性を確保しながら、車両重量を抑え、燃費を改善することが大切だ。車両が軽くなれば、発進や加速などに必要なエネルギーを抑えられる可能性がある。電気バスの場合も、車両重量は電費や航続距離を考えるうえで重要な要素になる。
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もちろん、バスも軽ければよいというものではない。多くの乗客を乗せる車両としての安全性や耐久性を確保することが前提になる。
商用車の軽量化は運ぶ仕事を支える技術
トラックやバスも、乗用車と同じように軽量化を進めている。ただし、トラックでは燃費改善に加えて積載量や輸送効率の向上が重要になり、バスでは燃費・電費の改善と、乗客を安全に運ぶための性能との両立が求められる。アルミホイールのような部品の工夫から、車両全体の構造や架装の見直しまで、軽量化の方法はさまざまだ。
商用車にとって軽量化とは、単に車両を軽くすることではない。必要な強度や耐久性を確保しながら、より効率よく荷物や人を運ぶための技術なのである。