「ホイール交換だけで100kg減」の衝撃! 大型トラックが限界までダイエットする乗用車とは異なる理由 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックの軽量化は燃費改善だけでなく積載量や輸送効率にも関係する

■大型トラックではアルミホイールなどの採用によって大幅な軽量化が可能となる

■バスも燃費や電費の改善を目指し軽量化を進めている

乗用車とは異なる商用車ならではの目的

 乗用車では、燃費向上を目的に車体や部品の軽量化が進められている。では、重い荷物を運ぶトラックや、多くの乗客を乗せるバスはどうなのだろうか。じつは商用車も、さまざまな工夫で軽量化に取り組んでいる。ただし、その目的は燃費改善だけではない。とくにトラックでは、車両を軽くすることが、運べる荷物の量にもかかわってくるのだ。

トラックの軽量化は燃費だけでなく積載量にもかかわる

 トラックも、車両重量が軽くなれば、走行に必要なエネルギーを抑えられ、燃費改善につながる可能性がある。しかし、トラックの軽量化には、乗用車とは少し違う重要な意味がある。それが積載量の確保だ。

 トラックには、車両総重量などの上限が定められている。車両総重量とは、車両そのものの重量に、乗員や積載物などを加えた重量のこと。車両自体を軽くできれば、条件によっては、そのぶんを荷物の重量に充てられる可能性がある。

 たとえば、同じ条件で車両重量を100kg軽くできれば、理論上は最大100kg分、積載可能重量を増やせる余地が生まれる。ただし、実際の最大積載量は、車両の仕様や軸重などの条件によって決まるため、必ずしも軽量化したぶんだけ積載量が増えるわけではない。

 それでも、一度の運行でより多くの荷物を運べる可能性が広がることは、物流事業者にとって大きなメリットだ。トラックの軽量化は、燃費改善に加えて、輸送効率を高めるための取り組みでもある。

アルミホイールだけで100kg以上軽くなることも

 商用車の軽量化を実感できる例がホイールだ。大型トラックでは複数の車軸に多くのホイールを装着するため、1本ごとの重量差が車両全体では大きな差になる。たとえば、日本製鉄のトラック・バス向けアルミホイール「タフブライト®」の製品資料では、スチールホイールとの比較で、大型トラック用の仕様によっては約137.5kg、大型バス用では約100.1kgの軽量化が示されている。

 乗用車のホイールを4本交換する場合と比べても、商用車では装着本数が多いことから、1種類の部品を変えるだけで大きな軽量化につながるのが特徴だ。もちろん、軽量化の効果はホイールのサイズや仕様によって異なる。また、ホイールは重い荷物や車両の重量を支える重要な部品であり、軽さだけでなく強度や耐久性も求められる。


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