この記事をまとめると ■アウディが内燃機関モデル「A5 」に直噴ターボディーゼルを追加した
■マイルドハイブリッド「MHEV plus」で高燃費と乗り心地向上を両立
■ゴージャス仕様の数量限定車「edition one」も同時発売
アウディA5に直噴ターボディーゼルモデル「TDI」が登場 Dセグメントのカテゴリーで人気を博していたアウディ A4は、2024年にアウディの命名ルールの変更によりA5へと改称され、日本では2025年2月にセダンとステーションワゴンのAvantが発売されている。そして今回、そんなA5に直噴ターボディーゼルエンジンを搭載したグレード「TDI」が追加された。
アウディA5 Avant TDIのフロントスタイル 画像はこちら
この2リッターTDI直噴ターボディーゼルエンジンは、最高出力204馬力(150KW)、最大トルク400N・mを1750〜3250rpmの広いレンジで発揮。どの速度域でも力強く、スムーズな加速を味わえる仕様となっている。また、エンジンの回転が非常に滑らかであるのは2本のバランスシャフトによるもの。注目は燃費性能で、WLTCモードではA5 TDIは17.7km/L、A5 Avant TDIは17.4km/Lと公表されている。
エコと快適性を高める新たなマイルドハイブリッド技術 注目すべきは新たに採用された「MHEV plus」テクノロジーだ。この新システムは従来のMHEV(マイルドハイブリッド)を進化させたもので、CO2排出量と燃料消費を大幅に削減。トランスミッションのアウトプットシャフトに接続されたPTG(パワートレインジェネレーター)が最大18kWの電力を加え、減速時には最大25kWのエネルギーを回生する仕組みだ。さらにエンジンを停止した状態でも電動エアコンプレッサーが作動可能なため、信号待ちなどでも室内の快適性を保てるのが特長。
加えてドライバーに違和感のない自然なブレーキフィールを提供するBRS(統合型ブレーキ制御システム)も採用。これはブレーキ操作時にまず回生ブレーキが働き、より強く踏み込んだときに摩擦ブレーキが作動する仕組みだ。
数量限定の特別仕様車「edition one」も同時発売 A5 TDIの日本導入を記念し、特別仕様車「A5/A5 Avant TDI edition one」が260台限定で同時に発売されることが発表された。
ベースとなるのはダークアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージ、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロなど、魅力的な装備を標準で追加している「S line」グレード。これに限定モデル専用のアクセントカラー「マグネシウムグレー」のフロントエアインレットとディフューザートリム、さらにブラックメタリック×マットネオジムゴールドの20インチのアウディスポーツ製マルチスポークSデザインアルミホイールを装着する。
アウディA5 TDI edition one、A5 Avant TDI edition oneのエクステリア 画像はこちら
ボディカラーは、マグネットグレー、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、アスカリブルーメタリックの4色展開。インテリアは特別カラーの「パステルシルバー」を採用する。
価格はA5 TDIが716万円、A5 TDI Avantが741万円。A5 TDI edition oneが856万円、A5 TDI Avant edition oneが881万円となっている。
新たにA5シリーズのラインアップに加わったTDIモデルは全国125店舗のアウディ正規ディーラーで現在発売中だ。