累計販売台数450万台を超えるマツダのドル箱モデルがフルモデルチェンジ! 室内空間の拡大で快適性が劇的に進化した新型CX-5を欧州で世界初公開

この記事をまとめると

■8年ぶりにマツダのSUV「CX-5」がフルモデルチェンジ

■ボディサイズの拡大により居住空間が拡大し開放的な室内に進化した

■2027年には次世代エンジン「SKYACTIV‑Z」を搭載予定

マツダの世界戦略SUV「CX-5」がフルモデルチェンジ

 マツダの欧州部門「マツダ・モーター・ヨーロッパ」は、2025年7月10日に欧州市場向けとなる3代目「CX-5」を世界初公開した。

 革新的だったデザインテーマ「魂動(こどう)‑SOUL of MOTION」と技術コンセプト「SKYACTIV技術」を全面採用した初代CX‑5が登場したのは2012年。その後、100以上の国と地域で販売され、グローバル累計販売台数は450万台を超えるマツダを代表する1台となった。

 今回発表された新型CX‑5の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。従来のスポーティかつ上質なスタイルを継承しつつ、室内空間の快適性や日常使いでの利便性、さらに走行中の静粛性や安定性を追求している。

 サイズは全長4690 mm×全幅1860 mm×全高1695 mmで、従来型よりひとまわり大きくなり、上級モデル「CX‑60」に近づいた大きさになっている。

室内はさらに開放的になり快適性が大幅に向上した

 ボディサイズの拡大により、後席は大人が脚を組めるほどの広さを確保。スーツケースの縦置きが可能なレッグスペースや、パノラマルーフ、大型サイドウインドウにより、明るく開放的なキャビン空間が実現された。

 荷室も前後長が拡大され、リフトゲート開口部が上下方向に広がり、4:2:4分割可倒式リヤシートやワンタッチ可倒レバーを採用。段差の少ない床面で、大型荷物の積み下ろしもスムーズに行える。

 インテリアデザインでは、水平基調のダッシュボードにより車両の動きを把握しやすく構成。センターには15.6インチの一体型大型ディスプレイを設置し、物理スイッチを削減。インフォテインメントとコネクティビティの中核を担う存在となっている。

 欧州仕様の新型CX‑5には、2.5リッター直噴ガソリン「e‑SKYACTIV‑G 2.5」に「Mハイブリッド」を組み合わせたパワートレインを搭載。トランスミッションは6速ATで、日本市場にも同仕様が導入予定。

 マツダによれば、新型CX‑5は欧州市場にて2025年末に登場。その後、2026年中には日本を含む他地域でも販売が開始される予定だ。さらに2027年には、マツダが次世代ガソリンエンジンの理想形として開発を進めている「SKYACTIV‑Z」を搭載したモデルもラインアップに加わる見込みだ。

 デザイン・快適性・安全性能すべてが進化した新型CX‑5は、まさにマツダの次なるステージを象徴する1台。今回のフルモデルチェンジにより「日常を楽しむクルマ」としての完成度をさらに高めている。


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