この記事をまとめると ■2025年7月26日〜27日に「オートメッセ in 愛知 2025」が開催された
■TOYOTA GAZOO RACINGがブースを出展
■最新モデルの展示のみならず試乗体験も企画され入場者の注目を集めた
クルマにパーツに注目ポイントたくさん 初開催ながら、230以上に及ぶ出展社と、2日間でのべ4万人近い来場者を集める一大イベントとなったオートメッセ in 愛知。その数あるブースのなかで今回紹介するのは、TOYOTA GAZOO Racing、通称TGRのブース。いま日本中のクルマ好きの注目を集めているといっても過言ではない、トヨタのモータースポーツ部門だ。
そんなTGRがオートメッセ in 愛知のブースにもち込んだクルマは2台。まずはGR86 「リッジグリーンリミテッド」。その名のとおり、このモデルだけの特別塗装色である「リッジグリーン」がウリの限定車だ。
先代型・初代86にもダークグリーンを特徴にした限定車「ブリティッシュグリーンリミテッド」が存在したが、そちらのメタリック塗装の深いグリーンに対し、「リッジグリーンリミテッド」ではソリッド塗装かつグレーの風合いも混じった特徴的なグリーンとなっている。
トヨタGR86 リッジグリーンリミテッドのフロントスタイリング 画像はこちら
また、ボディカラーのほかにも、グリーンに映えるブロンズ塗装のホイールやタンカラーの差し色が入った内装、Bremboキャリパーといった所有欲を満たす特別装備が施される。残念ながらリッジグリーンリミテッドの限定200台はすべて完売してるだけに、目にすることのできる貴重な機会となった。
トヨタGR86 リッジグリーンリミテッドのインテリア 画像はこちら
そしてもう1台、目玉となったのがGRヤリス 。こちらもただのGRヤリスではなく、プロトタイプとなる「エアロパフォーマンスパッケージ」装着車。モータースポーツの現場からフィードバックを受けながら開発したエアロキットを装着した試作モデルだ。
トヨタGRヤリス エアロパフォーマンスパッケージ装着車(プロトタイプ) 画像はこちら
GRヤリスの冷却性能と空力性能をさらに底上げすべく、フロントリップスポイラー、ダクト付きボンネット、可変式リヤウイングなど計6点がセットオプションとなり、2025年秋以降にRC、RZ “High Performance”グレードに設定される予定だ。
エアロパフォーマンスパッケージのひとつとなる可変式リヤウイング 画像はこちら
さらに、車両だけでなくパーツの展示も行われていた。オイルなどの汎用品からGRモデル専用の本格的なモータースポーツ用品まで、GRが作り込んだ用品群も来場者からの熱い視線を浴びていた。
GRパーツの展示 画像はこちら
そして極めつけは試乗体験だろう。GR86、GRヤリスの両モデルを屋外の特設コースにて試乗できるとあって、整理券配布には長蛇の列が。しかも、両モデルともMT、ATからトランスミッションを選択できたのだからファンにはたまらない。
GRモデルの実力の片鱗を味わった参加者たちが、一様に満足げな表情を浮かべていたのが印象的であった。
GRヤリスの試乗体験 画像はこちら
展示のみならず試乗体験も用意され、来場者を大いに沸かせたTGRブース。今後のTGRの動向からも目が離せないのと同時に、来年度以降の大阪・愛知オートメッセでの出展にも期待したいところだ。