この記事をまとめると
■トラックの洗車は美観維持だけでなく安全確認にも役立つ重要な作業
■ブルーマジックとハイトレールはトラック洗車で人気の高い定番アイテム
■トラックドライバーはタイヤの側面もキレイに保ちたい
車体をマメに洗車することが安全につながる理由
トラックを洗車している光景を見かけたことがある人も多いだろう。仕事終わりや空き時間に大きなボディに水をかけながら丹念に洗っているドライバーを見かけるたび、「お疲れさまです」と心のなかで声をかけたくなる。
トラックを洗車することには大きくふたつの意味がある。それは、見た目のキレイさを保つため。そしてもうひとつが安全のためだ。
トラックの洗車画像はこちらWashing a truck outdoors. Close-up. Car wash with detergents. 見た目のキレイさはボディ塗装の保護やサビの抑制につながるし、汚れていないトラックはイメージもいい。また、走行後の洗車はトラック全体の目視確認にもなるため、劣化やキズ、異常などに気づくきっかけにもなる。
最近、SNSの投稿を見ていると、トラックドライバーが仕事終わりや空いた時間にトラックを磨き上げる画像が多くアップされている。そこで今回はトラックの洗車事情をリサーチしてみたので、その一部を紹介していこう。
まず注目したいのが洗車関連アイテムの豊富さだ。トラックパーツ専門店の一角にはブラシやスポンジ、ケミカル用品がズラリと並ぶ。なかでも、メッキパーツ専用のポリッシュ剤はとくに人気のようで、数種類が陳列されていたのが印象的だ。
メッキパーツ専用のポリッシュ材画像はこちら
そして、トラックドライバーの洗車に関するキーワードに「ブルマ」というものがある。ブルマ? あの? 昭和の? と思うのは一般的なオジサンの思考だろう。
ブルマの正式名称は「ブルーマジック」。これはトラックのホイールに使用できる金属研磨剤のこと。あのブルマでごしごし磨くわけではなかった。うーむ、残念!
金属研磨剤「ブルーマジック」画像はこちら
このブルーマジックを使えば、ホイール表面の細かな傷を消し、汚れを落とすことができる。ドライバーの間でも重宝されており、愛用者が多いという。
さらに「ハイトレール」という製品も人気があり、こちらは車両専門の特殊洗剤。頑固な油汚れ、水垢、ブレーキダストなどを効率的に落とすために開発された高性能な酸性洗浄剤だ。
このブルーマジックとハイトレールのふたつを合わせて、トラック洗車界隈では「ブルマ・ハイトレ」と呼ぶとか呼ばないとか!?