ケーニグセグが誇る衝撃の技術力! スウェーデンの新興メーカーが世界を驚かせ続けるワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ケーニグセグは北欧スウェーデン発のスーパーカーブランドだ

■これまでに数々のスーパーカーをリリースしている

■高い技術力をもつのが同社の強みだ

ケーニグセグとはそもそもどんなメーカーなのか

 スウェーデンの自動車メーカーといえば、やはり誰もが最初にイメージするのはボルボだろう。だが、このスウェーデンには、もうひとつ忘れてはならないメーカーがある。それは世界最高峰のハイパーカーを生み出すケーニグゼグだ。

 1994年に当時22歳という若さだったクリスチャン・フォン・ケーニグゼグによって設立された同社は、1996年にファーストプロトタイプとなる「CC」を生み出すと、2000年のパリサロンではそのコンセプトを継承した「CC8S」を、やはりプロトタイプとして初披露。ケーニグゼグの存在はそれによって世界のカーマニアに広く知られることとなった。

 実際にそのプロダクションモデルが発表されたのは、2003年のジュネーブショーでのこと。このCC8Sをスタートに、それから現在に至るまでケーニグゼグは常に斬新な、そして革新的なテクノロジーを採用したニューモデルを続々と発表し続けてきた。その代表的なものだけを列記しても、2004年にはCC8Sの進化型ともいえる「CCR」が、また2006年には「CCX」、そして2010年には「アゲーラ」がリリースされている。

 さらに2015年には、ケーニグゼグ伝統のV型8気筒ツインターボエンジンにエレクトリック・モーターを組み合わせた、ハイブリッド・ハイパーカーの「レゲーラ」を発表。ここでケーニグゼグのプロダクションモデルは大きな進化を遂げることになる。

 もちろんハイブリッド機構をもたないモデルも、さらに魅力的な姿へと成長を遂げていく。2015年に発表された「アゲーラRS」などはその代表的な例。それは、2019年になるとクリスチャン・フォン・ケーニグゼグの父の名を掲げた「ジェスコ」へと進化。2020年には初の4シーターモデルとなる「ジェメーラ」も誕生し、こちらもまた大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。

 ちなみに最新モデルの「サデイルズ・スピア」は、ジェスコの正常進化型と考えられるモデルで、さらにエアロダイナミクスを追求したボディや、吸排気システムや制御系を見直すなどの改良が施された5リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを採用。レギュラーガソリンを使用した場合でも1300馬力、E85燃料使用時には1625馬力という最高出力を発揮する。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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