この記事をまとめると
■日産はジャパンモビリティショー2025にブースを出展し多数の車両を展示した
■新型エルグランド以外にも日本未導入のパトロールやマイクラやN7なども展示
■主催者企画展示には電動スライド式ソーラーシステム装備の軽EV「サクラ」を出展
欧州仕様マイクラや中国製N7など個性派がてんこ盛り
東京ビッグサイトで10月30日に開幕した「ジャパンモビリティショー2025」の日産ブースでは、やはり新型エルグランドが最大の注目を浴びる主役だった。
本サイトでも真っ先に取材してご報告したばかりだが、じつはほかにも興味深い出展モデルがいっぱい。まずはプレスカンファレンスでイヴァン・エスピノーサCEOが「日本市場においても類を見ない存在感を放つことでしょう」と、力強く国内導入を宣言した「パトロール」の存在感に注目したい。
日産パトロールのフロントスタイリング画像はこちら
日本国内ではサファリという名称で知られている日産のオフロードキングは2007年に生産を終了。ただし、パトロールは日産SUVラインアップの頂点として世界各国で支持されてきた。とくに現行モデルは大胆なデザインとパワフルなV6ツインターボエンジン、そして最新のインフォテインメントシステムとプレミアムなインテリアを兼ね備えたSUVとして、中東市場で高い評価を得ている。日本市場向けの詳細は今後発表されるとのことだが、2027年には導入されることが決定。大いに期待したい1台だ。
次に紹介したいのが、お洒落なブルーのボディカラーが目を惹く欧州仕様の「マイクラ」。今年5月に発表されたばかりのニューモデルだ。
日産マイクラのフロントスタイリング画像はこちら
このマイクラの日本名がマーチというのはご存じの方も多いだろうが、国内では2022年に生産を終了している。つまり、現在は海外専用モデルで、このマイクラはルノーの工場で生産され、ヨーロッパ各国で販売されているBEV。総電力量40kWhと52kWhという2種類のバッテリーを搭載し、一充電走行距離は308kmと408kmとなっている。今回は諸事情でプレスデーだけの展示となったのは残念だ。