この記事をまとめると
■新型日産ルークスは内外装ともに大幅なデザインの変更を受けて登場した
■「かどまる四角」というキャッチーなモチーフが取り入れられた遊び心あるモデルだ
■軽自動車販売台数No.1の王者であるホンダN-BOXと新型ルークスを比較した
キャッチーなデザインで話題の新型ルークス
大変身してついに登場した、日産のスーパーハイトワゴン軽、新型ルークス。外観は、一時代を築きながら惜しまれつつ消えていったユニークなコンパクトカー、キューブの再来! だとコアなファンが湧き立っているように、象徴するモチーフとして取り入れられた「かどまる四角」がとってもキャッチー。軽No.1の室内長を実現したという、見るからにボクシーなスタイリングと相まって、プライベート空間がもてそうなぬくもり感と遊び心を感じさせるモデルに仕上がっています。
この、背の高いボディに両側スライドドアを備えるスーパーハイトワゴン軽というカテゴリーでは、なんといっても10年連続(2025年現在)で軽自動車販売台数No.1となっている王者、ホンダN-BOXがいるわけなんですが、はたして新型ルークスは王者を倒すことができるのでしょうか。気になるところを比較してみましょう。
新型日産「ルークス・ハイウェイスター」のフロントスタイリング画像はこちら
まずデザインは、大きな違いはN-BOXは丸目のヘッドライト、ルークスは角目のヘッドライトという点でしょう。一般的に、小さなクルマは丸目ヘッドライトのほうが人に対してフレンドリーな印象を与え、愛着を感じやすいためとくに女性や若い世代に人気が高いといわれています。
ホンダ「N-BOX」のヘッドライト画像はこちら
その点ではN-BOXの方が第一印象で有利に働くのかもしれませんが、ルークスのデザインはほかに似たものが見当たらない、唯一無二の個性があり、日産が得意とする都会的なオシャレ感や、クルマっぽくない印象を上手く与えていると感じます。
新型日産「ルークス・ハイウェイスター」のヘッドライト画像はこちら
こればっかりは好みの問題ではあるのですが、もうひとつ気になるのはN-BOXにはカスタムがあり、ルークスにはないというところ。カスタムの先駆者だったムーヴがカスタムをやめたことから、すでにユーザーのカスタム離れが進んでいるという見解もありますが、ムーヴはターゲット層が60歳以上。
ホンダN−BOXカスタムのフロントスタイリング画像はこちら
若い世代には、睨みをきかせることができるカスタムのデザインがまだ根強い人気という声もあります。ルークスにはハイウェイスターやオーテック ラインといったバリエーションが用意されていますが、それがどうターゲット層に響くのかがポイントとなりそうです。
新型日産「ルークス・オーテック ライン」のフロントスタイリング画像はこちら