この記事をまとめると ■ホンダのZR-V がマイナーチェンジを実施して3月下旬から販売を開始
■グレードを見直してハイブリッドのみの設定となる
■新たな特別仕様車「CROSS TOURING」が加わる
グレードを見直しハイブリッドオンリーに ホンダ のラインアップで圧倒的に人気なクルマがN-BOXというのは広く知られているが、普通乗用車で人気なのがSUVたちだ。なかでもヴェゼルは現行モデルが2021年4月に販売された当時、コロナ禍ということもあり、受注停止になるほどの注文が入り、一時は新車同等の中古車が高額転売されるほどに。
しかし、現行型ヴェゼルのプラットフォームは、同じく現行型のフィットと同じ「グローバルプラットフォーム」を採用していることもあり、コンパクトSUVよりは大きいものの、ミドルサイズよりはやや小さいという、使い勝手がいい反面、やや小さいサイズ感であるのも事実。ホンダ伝統の、燃料タンクをフロントシート下に配置するセンタータンクレイアウトが武器となっているが、「もう少し大きいSUVがあれば……」という声も少なくなかった。
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では、次の選択肢はなにか。当時のホンダにおける日本向けSUVラインアップは、ヴェゼルの次だと北米市場をターゲットとしたCR-V(5代目)しかなかったのだ。このCR-Vは、全幅1855mmと大柄ボディで、「ヴェゼルは小さいな」と思ってる人にとっては、残念ながらあまり候補に入らないモデルであった。
つまりこの当時、ホンダには”ちょうどいいSUV”がなかったのである。
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そんなユーザーの要望に応えたのがZR-Vだ。このZR-Vについて少し説明すると、このクルマはフィットの兄貴分である現行型シビックのプラットフォームを共有するSUVで、「シビックSUV」や「シビッククロスオーバー」といっても過言ではない。ベースとなっている現行のシビックの素性は素晴らしく、ジャーナリストたちからも悪い声をほとんど聞かないほど、クルマのレベルは高い。
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そんな背景もあってか、ZR-Vは走りや使い勝手において、他社にはありそうでない、どの領域においても非常にバランスのいいSUVとして高い評価を受けているのだ。ちなみに海外ではHR-Vという、ホンダファンにとっては懐かしい名前で販売されていたりする。
さて、そんなZR-Vだが、じつは3月下旬にマイナーチェンジを実施するという。内容を順に見ていこう。
まず大きなトピックは、いままでベースのシビックに設定されている、1.5リッターガソリンターボエンジンモデルの廃止だ。よって、ZR-Vはマイナーチェンジ以降、e:HEVというハイブリッドモデルオンリーの展開となる。コストパフォーマンスに優れる、安価なガソリンモデルを望むユーザーには残念なポイントかもしれない。
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機能面に関しては、「e:HEV Z」と特別仕様車の「e:HEV Z BLACK STYLE」というグレードには、Google内蔵のHonda CONNECTディスプレイが搭載されることになった。スマートフォンのような感覚で車内のさまざまな機能を使えるようになる点は、マイナーチェンジ前のモデルと比較して、大きな進化点だ。エクステリアでは、フロントグリルが従来のバーチカル(垂直)なデザインに代わりハニカムグリルへ変更になるとのこと。
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さらに注目なのは、e:HEV Zに用意されるもうひとつの特別仕様車、「CROSS TOURING」の設定だ。このモデルは、ハニカムグリルの採用に加え、専用のマットブラック仕様のホイール、専用フロントバンパーやフロントロアーガーニッシュ、サイドアンダースポイラーなどを採用し、内装色はオレンジステッチを施した明るいグレージュを採用。新色のデザートベージュパールを選択すれば、アウトドアテイストの強い、遊び心あふれるZR-Vを選ぶことができる。
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実用性が高く、走りも楽しめる、日常生活にジャストフィットな新型ZR-Vは現在全国のディーラーで先行予約を受付中だ。SUVを検討してるユーザーであれば、無視できない1台になるのは間違いない。