マシンを替えた理由は「カッコイイから」ってマジ!? 結果戦闘力まで増して「GRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージ」がダートラで無双した!!

この記事をまとめると

■全日本ダートトライアル選手権にGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージが参戦

■GRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージの実力は高く早速クラス優勝を果たした

■もう1台のGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージも2位となりワンツーフィニッシュ

NクラスでGRヤリス・エアロパッケージがデビューウィン!

 全日本ダートトライアル選手権・第1戦「トライアル関西 in いなべ」が3月21〜22日、三重県のいなべモータースポーツランドを舞台に開催され、各クラスで激しいバトルが展開。当サイトでも紹介したとおり、大谷皇就選手がミッドシップのGR86「渡洋自動車ワコーズYHMR86」を2輪駆動のアンリミテッドクラス(改造制限が無制限)、D1クラスに投入し、見事、デビューウィンを達成したのだが、開幕戦のいなべ大会にはもう1台、ニューマシンが競技デビューを迎えていた。

 その1台とは岸山信之選手がNクラスに投入した051号車「BRIDE★DL★GRFヤリス」で、同モデルはGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージをベースに開発。話題のニューモデルが、世界に先駆けてモータースポーツシーンに登場したのである。

 ご存じのとおり、GRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージは、モータースポーツをターゲットに空力性能を追求したモデルで、可変式リヤウイングやダクト付きアルミフード、フロントリップスポイラー、フェンダーダクト、燃料タンクアンダーカバー、リヤバンパーダクトを装着。岸山選手はトヨタ自動車でGRヤリスの車両開発に携わってきたドライバーだが、果たしてエアロパフォーマンスパッケージのフィーリングは?

 というわけで、第1戦のいなべ大会の会場で、岸山選手を直撃してみた。

──これまで岸山選手はGRヤリスで全日本ダートトライアル選手権に参戦し、2025年にはNクラスでチャンピオンを獲得されましたが、なぜ、チャンピオンマシンを手放し、2026年の開幕戦に合わせてエアロパフォーマンスパッケージにスイッチしたんでしょうか?

岸山選手:カッコいいからです(笑)。僕はレーシングシートメーカーのブリッドさんにサポートをしてもらっているんですけど、せっかく、ブリッドのフルカラーなので、一番、スタイリングがよくて新しいクルマにしたかった。それでエアロパフォーマンスパッケージを投入しました。

──確かに見た目は重要ですね。ところで、エアロパフォーマンスパッケージは空力性能を追求したマシンですが、未舗装路のダートトライアルでは有効なんでしょうか?

岸山選手:空力性能が高いので、ターマックでドライビングするとすぐに違いがわかりましたが、正直、ダートトライアルという競技においてはサーキットのレースシーンほどアドバンテージはないと思います。とはいえ、アンダーガードをつけるためにフロントリップスポイラーを外しているほか、エアロパフォーマンスパッケージはカタログ値で30kgほど重くなっているのに、確実にドライビングはよくなっていると思います。

──どのあたりのフィーリングがいいのでしょうか?

岸山選手:足まわりのセッティングを変えたことも影響していると思うのですが、ステアリングの応答性がよくなって、昨年より安心してアクセルを踏めるようになりました。

──それはいいですね。それでは最後にスバリ、岸山選手の競技モデル「BRIDE★DL★GRFヤリス」のポイントは?

岸山選手:レーシングシートの「BRIDE XERO RS PLUS」です。ヘッドまわりを覆うシートは、これまで公道走行ができなかったんですけど、このシートは公道走行にも対応できるようになりました。

 以上、簡単に岸山選手にGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージについて聞いてみたが、その実力は予想以上に高く、051号車「BRIDE★DL★GRFヤリス」のステアリングを握る岸山選手は、本番前日の21日に行われた公開練習でベストタイムをマークするなど幸先のいいスタートを切っていた。その勢いは22日の競技本番でも健在で、岸山選手は第1ヒートでベストタイムをマーク。第2ヒートではそのタイムを誰ひとり更新することはできずに、岸山選手がニューマシン、GRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージのデビュー戦を勝利で飾った。

 ちなみに、053号車「YHFT小松オクヤマGRヤリス」を駆る宝田ケンシロー選手のマシンもGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージで、注目のエアロパッケージ装着車が1-2フィニッシュを達成。このリザルトからも、GRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージの戦闘力の高さがうかがえる。

 第2戦および第8戦の舞台、テクニックステージ・タカタ(広島県)や第4戦の舞台、オートスポーツランドスナガワ(北海道)は国内屈指の高速コースとなっているだけに、今後も全日本ダートトライアル選手権のNクラスでは2台のGRヤリス・エアロパフォーマンスパッケージがポイント争いの主導権を握るに違いない。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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