「ここに入るのか……」勇気がなきゃ入れない外観。トラック運転手が愛する四日市“ガチ海鮮食堂”の正体【懐かしのドライブイン探訪その21】

この記事をまとめると

■四日市港の船員会館に一般客も利用できる食堂がある

■昭和レトロな雰囲気と安くて美味しい料理が魅力

■地元客やトラックドライバーにも愛される穴場の店

ドライバーの隠れたオアシス

 急速に数を減らしている運転手のオアシス、ドライブインや食堂。大型の駐車場を完備するドライブインはプロドライバー御用達の場所としてはもちろん、地元の馴染み客には欠かせない存在。今回紹介するのは、三重県四日市市にある「船員会館食堂」だ。

 恐らく聞きなれない言葉の「船員会館」。それというのは、日本船員厚生協会が運営する、船員やその家族、海事関係者を対象とした宿泊施設であり、福利厚生事業だ。全国の主要港湾に存在する。これらの施設は、船員だけでなく一般の客も利用可能で、宿泊、休憩、レストラン、大浴場などの設備を備えているのだ。

 そんな船員会館は三重県の四日市に2施設ある。今回訪問したのは、「四日市港第二船員会館食堂」。どこか堅苦しさを感じる店名に、若干の緊張感を覚えつつ、昼時の利用者は多い。幹線国道の国道23号線「富田一色町」交差点から海岸沿いに入ってすぐと立地もよく、近隣には以前紹介した「ヒモノ食堂」、さらに人気店の「まぐろレストラン」もあり、観光地のように賑わっているが、こちらは海事関係者以外の地元住民にも贔屓にされている穴場のようなお店である。

 鉄筋コンクリート造の4階建て。この建物に「一般客も利用可能な食堂」があることを知らなければ、なかなか立ち入るのは気が引ける。屋内に入るとグッと昭和の香りが漂う雰囲気。宿泊客専用入口やフロント食券売り場の案内看板もレトロ感が半端ない。

 一歩入ると昭和へタイムスリップしたような激渋食堂。簡素な飾り気のない店内、仕事で利用される方がほとんどなのでじつにシンプルな感じだ。ひと昔前の社員食堂のような雰囲気だ。入口左でデフォルト定食券を購入後、奥のカウンターへ。単品が必要ならここで追加購入。こちらはなんといっても安い。すでにできあがった料理なので温めは必要でもある。が、この値段でお腹いっぱいになるのが嬉しい。

 手書きのおすすめメニューが並ぶように、新鮮な刺身を食べられる。やはり港町ということもあって、海鮮物が嬉しい。今回頂いたのは「タイ丼」1050円。旨味がしっかり味わえるなかなかの上物。ほかほかのご飯に、合わせ味噌の具材たっぷり味噌汁がありがたい。

 食事も美味しくスタッフの方の接客も丁寧。なによりヒモノ食堂やまぐろレストランのように並ばなくてよいというアドバンテージが嬉しい。そんなところも海事関係者以外の地元住民やトラックドライバーにも喜ばれるようだ。いい店に行ってカッコつけるのもいいが、こういうお店のよさは忘れたくない。

ショップインフォメーション

「四日市港 第二船員会館食堂」
住所:
三重県四日市市富双2-1-1

問い合わせ:
059-364-2369

営業時間:
月・火・水・木・金・土
06:30 – 09:00
11:00 – 14:00
16:00 – 20:00

06:30 – 09:00

定休日:
無休


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