51%が「人間よりペットとドライブ」を好む。スバルの調査でわかった愛犬家のクルマ選び

この記事をまとめると

■スバル・オブ・アメリカがペット愛好家を対象にとある調査を行った

■米国のペット愛好家の73%が飛行機よりもクルマでの旅行を選ぶという結果が出た

■51%が「人間よりペットとドライブするほうが好き」と回答している

ペットの存在がクルマの選び方を変えるかもしれない衝撃事実が判明

 ペット愛好家にとって、愛犬や愛猫と出かけるドライブは至福の時間だろう。最近は日本でも愛犬同伴で宿泊することができるリゾートやドッグラン付きのSAやPAが急増しており、ペットとの旅が日常的なものになっている。ペットの存在がクルマ選びや休日の過ごし方を塗り替えつつあるのだ。

 ここに興味深い調査データがある。スバル・オブ・アメリカが発表した最新の調査データで、犬や猫を飼っている米国のドライバー2000人にアンケートしたものだ。この調査によると、旅行計画においてペットがいかに主役となっているかがわかる。

 まず驚きなのが移動手段の選択だ。じつに73%ものペット愛好家が、「ペットを連れて行くために飛行機ではなくクルマ(ロードトリップ)を選ぶ可能性が高い」と答えている。広大なアメリカにおいて飛行機は一般的な移動手段であるが、ペットの預け入れへの不安や厳しい制限を考慮し、「愛車で行く」ことを決断する人が大多数を占めているというのだ。

 さらに、68%が「旅行計画にペットが影響する」と答えており、また45%が「ペットが同伴できない旅行は断った経験がある」と明かしている。そして4人に1人以上(約28%)は、ペットのために自分がホストとなって自宅に人を招くか、旅行を短縮するか、集まり自体をスキップするか、何らかの対策を講じているというのだ。

 同乗者に関する設問の回答も衝撃的だ。なんと過半数の51%が「人間よりもペットと一緒にドライブする方が好き」と答えている。助手席で運転に文句をつけたりわがままを言ったりする人間よりも、後席で無邪気に過ごす愛犬のほうが、最高のパートナーだと考えているのだ。

 そしてこの傾向は若い世代ほど顕著だという。過去5年間にペットとロードトリップに出かけた割合は、ベビーブーマー世代の40%に対し、ミレニアル世代は70%、Z世代では75%に達する。まだペットとの旅行を経験していない層でも、若年層の74%が「今後は連れて行きたい」と意欲的だ。ペットファーストのクルマ旅は、もはや常識になりつつある。

 当然、この変化は「クルマに求める機能」にも直結している。ペットとの旅で重視する点として、最多の32%が「ペット、乗客、荷物の間のゆとりあるスペース」を挙げた。次いで「運転席からペットが見える良好な視界(29%)」「掃除がしやすいシートや荷室素材(27%)」「ケージ等を積める荷室容量(26%)」が並ぶ。興味深いことに、ハイブリッドやEVのオーナーでは荷室容量を重視する割合が35%まで跳ね上がるという。これは、バッテリーなどで荷室形状に制約が出やすい電動車だからこそ、積載性への意識がよりシビアになるということらしい。

 今回の調査は、スバル・オブ・アメリカが米国のペットを飼っているドライバーに対して行ったものであるが、仮に日本で同様の調査を行ったとしても、その結果は大きく変わらない気がする。愛犬を家族同然にかわいがり、ドライブへ連れ出すオーナーが増えていることは先に述べたペット同伴可な施設の増加でも明らか。「ペットが快適にドライブできるか」は、これからのクルマ選びの決定打にもなりえそうだ。

 もしかしたら今後は、四つ足の家族の気もちになってクルマを俯瞰できるよう、ショールームで四つん這いになってクルマ選びしている光景が当たり前となるのかもしれない。


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