この記事をまとめると ■ホンダは1988年のアコードクーペを皮切りに北米生産車を日本へ導入していた
■クーペや大型ミニバンにSUVまで北米独自のモデルが日本市場にもちこまれた
■インテグラタイプSなどの導入を控え北米を重要拠点とするホンダの歴史に注目
日本メーカーなのに輸入車? ホンダが北米市場で展開している高級車ブランド、ACURA(アキュラ)から発売されているインテグラタイプSが、2026年内にも日本市場へ導入される。そして2027年初頭には、フラッグシップSUVのパスポート トレイルスポーツ エリートも発売予定だ。
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2026年現在、ホンダの新車ラインアップを見ると、海外工場で生産されている車両はWR-V、アコード、インサイト、そしてオデッセイなど複数にのぼり、決して珍しいわけではない。いまや世界各地でクルマを生産しているホンダだが、かつてはアメリカやカナダで生産された車両を日本へ輸入し、ディーラーで正規販売を行っていた。アコードクーペを皮切りに、ワゴン、セダン、シビッククーペ、ラグレイト、MDX、エレメントまで。日本メーカーのクルマでありながら、北米からの「輸入車」。そんなモデルたちを振り返ってみよう。
ホンダが北米で本格的な四輪車生産を開始したのは1982年のこと。オハイオ州メアリズビルのHonda of America Manufacturing(HAM)において、アコードの生産がスタートした。1986年にはカナダ・オンタリオ州のHonda of Canada Manufacturing(HCM)でもアコードの生産が始まり、北米における生産体制は急速に拡大していった。
そして1988年4月には、北米で生産されたモデルが初めて日本へ輸入される。HAMで生産されたアコードクーペは、日本仕様のアコードとは異なるスタイリングをもち、当初は左ハンドル仕様も設定。センターピラーには北米生まれであることを示す「ホンダ オブ アメリカ」のエンブレムまで装着されていた。
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なお「逆輸入車」という言葉が世間に知られていくのも同時期だが、北米で生産され日本へ輸入される車両は、単に「輸入車」と表記するのが正しい。ホンダ オブ アメリカで生産された車両は、日本の自動車メーカーによる車両だが「輸入車」である。
続いて1991年には、アコードワゴンを輸入販売。こちらもHAM生産車で、流麗なスタイリングと広い荷室を備えた北米向けワゴンだった。日本のアコードにはないボディタイプとして人気を集め、1994年には新型へフルモデルチェンジ。アコードクーペとともに日本へ導入された。1992年には、アコードセダンも追加される。日本ではすでに国内生産のアコードセダンが販売されていたため、米国製モデルは限定的な輸入販売という形で導入された。
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