【検証】高価で手が出なかった「昭和の気になるクルマ」トップ5 (2/2ページ)

「ハコスカGT-R」と「日産GT-R」はほぼ同価格だった!?

 1967年(昭和42年)に登場した日本のスーパーカーの元祖、トヨタ2000GT。スタイリングと、高性能に心を奪われた人も多いはず。1967年に登場したトヨタ2000GTは、当時238万円という価格で販売されたが、結果的にはわずか337台しか生産されなかった。その2000GTも、大卒初任給2万6200円から現在の価格に照らし合わせると、およそ1800万円という価格となり、同社で言うなら今のセンチュリーよりも高く、ポルシェ911カレラ4GTSの1827万円に比肩する値段だったということができる。いま両車が売られていると、どっちの方が売れるんだろうか?

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 1969年(昭和44年)に登場した日産スカイラインGT-R。日本の自動車史に残る名車といって、誰も異論はないはず。伝説のハコスカGT-Rは、モータースポーツなどでの活躍でさらにその価値を高めていった。そのスカイラインGT-R(PGC-10)の初期型4ドアは、154万円という価格で発売された。当時の大卒初任給が3万2400円から現在の価格を導き出すと941万円となり、ナント驚きの現行の日産GT-R Pure editionの947万7000円とほぼ同額の価格だったことが判明した。

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 1981年(昭和56年)に登場したトヨタ・ソアラ。「ハイソカーブーム」を創出し、オイルショックからパワーダウンを余儀なくされた国産車に欧州車に対向できる「200km/h巡航時代」の到来を告げたクルマだ。1981年の発売価格を見てみると291.3万円という微妙な価格設定なっていた。これを当時の大卒初任給の12万800円から計算してみたら、477万円というこれまた微妙な価格となった。この車両価格だと、頑張れば買えるかも〜!? といった初代ソアラ。

 こうやって振り返ってみると、かなり昭和のクルマの価格設定も納得できる車両価格だった、ということができそうだ。ご納得していただけでしょうか!?

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