【ライバル比較】ホンダ・クラリティとトヨタ・ミライを超速攻で公道比較 (1/2ページ)

燃費はほぼ同等のレベル

 ホンダの燃料電池車『クラリティ』の市販モデルに乗って驚いた! トヨタ入魂の作であるミライと比べ、勝るとも劣らず。素晴らしい仕上がりなのである。考えて欲しい。ミライはトヨタの総力を挙げて開発され、チーフエンジニアにトヨタの将来を担う腕利きを投入。何より社長肝いりのプロジェクトとあり、バックアップ体制も万全だった。
一方、クラリティの開発チームは少数精鋭。加えてトヨタのように全社を挙げてのプロジェクトというイメージじゃない。なのに仕上がったクルマを乗り比べたら甲乙付けられないほどのレベル。最初のハイブリッドだったプリウスとインサイトの時はお話にならないくらいの技術力差を感じさが、クラリティとミライに乗ると「ドッチも凄い!」

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 わかりやすいのが燃費である。全く同じ条件で2台を走らせてみたら、水素1kgあたり125km前後走った。ドライバーが違うので、誤差の範囲といったイメージ。燃料電池車の場合、技術力の差は燃費に出ると思ってよい。そういった点からしても、トヨタとホンダの技術は同等だと考えます。開発規模を考えたらホンダ大健闘だと思う。
興味深いことにキャラクターは大きく違う。といっても今まで燃料電池車といえばミライのみ。燃料電池車=ミライだった。クラリティが出てきて、初めてミライの個性を感じました。ちなみにクラリティに乗って感心したの、乗り心地の良さである。音も立てず歩く「ネコ足」に近く、超滑らか。滑るように走る感じ。


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