フォルクスワーゲンが日本独自の信頼回復プロジェクトを発表!

原点に立ち戻りオーナーやファン一人一人と向き合う

「ディーゼルゲート」と呼ばれたフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題。これは2015年に北米で発覚した事件で、ディーゼルの排ガスを測定する室内試験のときにだけ有効になるプログラムが組まれ、ユーザーが使用するときには浄化装置が無効になるという不正を行ったというものだ。
実際日本に正規導入されているVW車はガソリン車のみで、この問題が直接的な影響を示すことはなかったが、それでも信頼は揺るぎ、販売にも影響したという。
今回新社長のティル・シェア氏から発表された新プロジェクトは、日本の自動車ユーザー、VWファンの信頼を回復するための施策だ。

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まずスローガンは「Think People.ACTION」。信頼を取り戻すためには、ひとりひとりへ、地道なコミュケーションが必要という意味である。具体的な内容はフォルクスワーゲン・グループ・ジャパン マーケティング本部長の正本嘉宏氏から語られた。

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 その中身は5つに分かれている。

①より魅力的な商品をお届けするために。
主力商品であるポロ/ゴルフ/ゴルフ・ヴァリアントの3機種について、安全装備、快適装備を充実。さらに安価なエントリー価格グレードを設定するというものだ。ポロは200万円を切り、ゴルフは250万円を切り、ゴルフ・ヴァリアントは300万円を切る価格からのスタートとなる。

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②VWをより気兼ねなく、お乗り頂くために。
「買取保証」の付いた残価設定ローン「ソリューションズ」が拡大し、バンパー&ドアミラー補償サービスを無償付帯とした。

③VWのある生活をさらに充実したものとするため、より安心してお乗り頂くために。
VWオーナー向けの「フォルクスワーゲン・ケア安心プログラム」の中身が充実した。具体的には、路上での応急処置や車両のけん引、宿泊の手配といった内容が含まれる24時間365日対応の「エマージェンシーアシステンス」適用期間を延長。従来は新車登録から3年間だったが5年間になった。

④VWをより身近に体験して頂き、確かな選択としてご納得頂くために。
豊橋にあるフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの本社ツアーを実施。すでに4月に行われ、この先も5月、9月、10月と通年で行っていく。
さらに3週間、じっくり試せる試乗キャンペーンというロングモニターも実施する。

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⑤VWオーナー様の絆を尊重し、さらに深めるために。
ファンがVWの技術を体験できるVWテックデイを実施。
また、各販売店でじっくりとエコドライブ運転術や最新装備の使い方などをレクチャーするフォルクスワーゲン・オーナーズ・クリニックを全国展開へと拡大。
またVWとオーナーが意見交換を行うプラットフォームを立ち上げる。このオーナーズボイス委員会の第1回目は、5月21〜22日に開催されるフォルクスワーゲン・デイ2016で実施する。

 といった具合だ。

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「新たなる1歩を踏み出す日」と語った発表会で強調されたのは、原点に立ち返ってオーナーやファンと向き合うこと。一見地味な内容に感じるが、見た目だけ派手な小手先の施策ではなく、本当の信頼回復を目指すがゆえの内容なのだろう。

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