【パイクスピーク2016】予選トップはデュマ! ミレンは2秒及ばず (2/2ページ)

日本人選手もすべて無事に予選を終了

 23日の予選では、今回パイクスピーク(4輪部門)に出場している3選手ともに予選を行なった。

Yamano日本人勢トップタイムは、山野哲也選手(#260 2016年式 4-Motor EV Concept)、3分43秒229。車両のセッティングも進み、1本目の走行からタイムを上げてきていた4モーターEVコンセプト。今月初めの走り出しから比べると、「まったく不安がなくなったし、クルマが小さく感じられるようになった」と山野選手。このコメントはクルマの仕上がりが良いレベルまで来ている証といえる。当初の想定タイムが3分45秒‐46秒ということで、「満足している。今足りないのはフロントタイヤのメカニカルグリップくらい」と、残り1日の走行で決勝に向けたセットアップをさらに進めていくようだ。

Tajimaモンスター田嶋こと田嶋伸博選手(#1 2016年式 Tajima Rimac E-Runner Concept_One)は3分59秒888。田嶋選手は走行初日からバッテリーの温度が上昇するという症状に悩まされている。「走行すると温度が上がってしまってね。バッテリーの劣化があると思うんですが、5000個のバッテリーを全部見ていくほど時間はありません。今年は山野選手に頑張ってもらいましょう」とややあきらめムード。

Nutahara奴田原文雄選手(#230 2015年式 Toyota 86)は5分9秒937。2日前のタイムよりも6秒半タイムを縮めた。ノーマル車クラスなだけに「こんなもんじゃない?」とのコメント。

 パイクスピークは、24日が最後の練習走行日となり、2輪エントラントの予選が行なわれる。また、この日は夕方から、パイクスピークのふもとの町コロラドスプリングスのダウンタウンでファンフェスタが行なわれる。

 (写真:青山義明)


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