【古い未使用タイヤにご用心】タイヤを見ていつ製造されたかをチェックすべし! (1/2ページ)

溝があっても時間が経つとタイヤは性能を発揮しない

 クルマは、液体(オイル、フルード、冷却水)、ゴム類、樹脂の順に劣化する。とくにタイヤはナマモノで、鮮度が重要! タイヤメーカーはその重要性を熟知しているので、タイヤには、1本1本サイドウォールのホイールに近い位置に製造番号が刻印されていて、その製造番号を見ると、タイヤの製造年・製造週がわかる仕組みになっている。WEB CARTOP

 具体的にお伝えしよう。製造番号の下4桁を見て、たとえば数字が「0213」であれば、下2桁の「13」が製造年=2013年を意味し、そのうえの2桁=「02」が製造週(この場合第02週目)、つまり2013年の1月上旬に製造されたことを表している。(製造番号は、サイドウォールの片面にしか刻印されていないので要注意)

 一般的に、タイヤはスリップサインが出るまでは、使えるように思われているが、スリップサインは摩耗による使用限度の目安に過ぎない。一度クルマに装着し、熱の入ったタイヤは、ゴム特性の経時変化がはじまる。溝が残っていたとしても、5年も経過していれば交換時期だと思った方がいい。

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 というわけで、タイヤを購入するときは、メーカーや銘柄だけでなく、製造年週にも要注目。

 ではもし仮に、取り寄せた新品タイヤの製造年週が古かったらどうするか?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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