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意味合いは天と地ほど違うにせよ、三菱とスズキの燃費問題、10年ほど前から盛り上がった軽乗用車に対する需要の鎮静化による販売台数の減少など、軽乗用車を取り巻く環境は厳しいものになりつつある。そんな時期だけに今回は「軽自動車のメリット」を考えてみたい。

①車両価格:クルマによってかなり異なる
ダイハツ・ミライースやスズキ・アルトの標準モデルといった実用性に大きなウエイトを置いた軽自動車であれば文句なく「安い」といえる。

しかしハイトワゴンのダイハツ・ムーヴやスズキ・ワゴンRのカスタム系になるとNAエンジン車でもホンダフィットやスズキスイフトといったコンパクトカーの標準グレードにかなり近い価格となる。

さらにターボエンジンを搭載するダイハツ・タントやホンダN BOXのカスタム系になると価格は1.5ℓエンジンを搭載するコンパクトカーも視野に入り、そういったクルマにオプションを豊富に付けると「あっという間に200万円」ということもザラである。といったことを考えると車両価格だけで「軽自動車は安い」とはいい切れない。
