R380やスカイラインスーパーシルエットなど往年の名車5台がツインリンクもてぎで激走! (2/2ページ)

ミスタースカイラインがドライブした名車

③スカイライン スーパーシルエット(スカイラインRSターボ  KDR30)

 1973年以降、レースシーンから姿を消していたスカイラインが、10年ぶりにサーキットにカムバックしたときのマシン。ハコスカ以来のレース復活予算を捻出するために、全国の日産ディーラー(当時の日産プリンス自販)がPDC(プリンスディーラーズクラブ)という名前でカンパを募り、そのPDCのステッカーを車体に貼って参戦。WEB CARTOPWEB CARTOP

 ドライバーは、Mr.スカイライン=長谷見昌弘さん。82年に2勝、83年に4勝を挙げている。ライバルは、星野一義さんのシルビア、柳田春人さん(現 スーパーGTドライバーの柳田真孝選手の父)のブルーバード。WEB CARTOP

 星野一樹選手も「一番思い入れのあるクルマ。父(星野一義)の黄色いシルビアと闘っていた車ですし、現在、僕がスーパーGTに参戦しているチーム(NDDP RACING)の監督、長谷見さんがドライブしていた車ですから」WEB CARTOPWEB CARTOP「ニスモフェスティバル等で、何度かドライブさせてもらった経験がありますが、今回のエンジンは、一番調子がよかったです」とコメントしていた。WEB CARTOPWEB CARTOP

④ニッサンR92CP

 1992年のJSPC(全日本耐久選手権)で、6戦6勝でチャンピオンを獲得した最強のマシン(ドライバーズタイトルは、星野一義・鈴木利男組)。チーフエンジニア兼監督は、後に日産GT-R(R35)の開発を任される水野和敏さん。モンスターといわれたターボエンジン時代のCカーの中でも最強の一台。WEB CARTOPWEB CARTOP

 V型8気筒、3496㏄のツインターボで、予選時にはフルブーストで1000馬力級のパワーを発揮。WEB CARTOP2003年のコース改修前の富士スピードウェイ、1周4.470kmのコースで、ストレートエンドで400㎞/h、ラップタイムは1分12秒台を記録し、F1以上に速いと言われた(ダウンフォースは、なんと3.5トン)。WEB CARTOP

 この日、ドライブを任された星野一樹選手も、「とにかく、エンジンパワーが桁違い。父親や長谷見監督は、当時このクルマを全開にして予選を戦っていたわけですから、本当に凄いドライバーですよ」とコメントしていた。WEB CARTOPWEB CARTOPWEB CARTOP

⑤NP35

 レギュレーションの変更で、ターボが禁止になり、1993年からエンジンが3.5リッターNAに限定されることに合わせて開発された日産最後のグループCカー。WEB CARTOPWEB CARTOP

 新開発のVRT35エンジンは、公称630馬力。車重は750㎏(以上)。しかし、その1993年、日産はグループCレースから撤退……。NP35が、実践でそのパフォーマンスを証明する機会はなくなった。WEB CARTOP

 そういう意味では、往年のR383に通じる部分もあるが、NP35の勇姿は、ニスモフェスティバルや、こうした走行確認テストなどのイベントで、目にすることができる。VRT35エンジンは、当時のF1と同じ、3.5リッターのNAだが、なんといってもV型12気筒エンジン。WEB CARTOP

 このV型12気筒エンジンのサウンドを聞くだけでも価値がある。ちなみに、今回のこの公開テストは、11月19〜20日に鈴鹿サーキットで行われるヒストリックイベント『SUZUKA Sound of ENGINE 2016』に向けての動作・走行確認を主目的としたもの。WEB CARTOPWEB CARTOP

『SUZUKA Sound of ENGINE 2016』に行けば、これら日産の5台のレジェンドカーだけでなく、F1、グループCをはじめ、二輪四輪を問わず、各社の名車の走る姿、そしてレーシングサウンドを堪能できる。WEB CARTOPWEB CARTOP

 レーシングカーは、そばで見るだけでも興奮するが、それ以上に実際に走る姿を見て、エキゾーストノートを聞くことで、喜びも倍増。モータースポーツの歴史に興味がある人は、ぜひ『SUZUKA Sound of ENGINE 2016』に足を運んで、その魅力を体感してみよう。WEB CARTOP

 【詳しくはこちら】

 http://www.suzukacircuit.jp/soundofengine/about/

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