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【公道試乗】ドリキンこと土屋圭市が新型NSXを駆る! (1/4ページ)

ギャップの乗り越えで感じたあまりに上質な足まわり

 正直、新型NSXがアメリカで作られると聞いたとき「初代のNSXとは違う、アメ車なんだろうな」と想像していた。ところが、結果からいってしまえばいい意味で裏切られた。現代のスーパースポーツとして、ひとつの正解だと断言できる乗り味をもっていたからだ。

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今回の試乗は公道のみ。神戸市内から淡路島方面への往復というもので、市街地、高速、ワインディングの3シーンを走行できるコース。

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シートに座りスターターボタンを押す。ハイブリッドでも、いわゆるファミリーカーのそれとは違い、始動時には一瞬エンジン回転が吹き上がりNSXがスーパースポーツであることを意識させる。

 まずは市街地からスタートだ。新型NSXは4つの走行モード、Quiet(クワイエット)、Sport(スポーツ)、Sport+(スポーツプラス)、Track(トラック)がダイヤルで選択できる。まずはQuietを選んで走行。その名のとおり、街なかでの低速走行では完全にEVモードに入るシーンが多く、フロントモーターのみでの走行になる。このあたりはオレも含めて、都市部のマンション住まいといった人にはありがたい。

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 そしていきなり驚かされたのが足まわりだ。路面の段差や凹凸の乗り越えがじつにスムースで、乗り心地がいい。ホントにスーパースポーツか? と疑いたくなるほどまったく街乗りが苦にならない足だ。

 さらに街乗りをラクにしているのが前方視界のよさ。一般的なスーパースポーツに比べて開けていて、たとえば狭めの高速や駐車場の料金所ゲート通過などでも苦にならない。このあたりは初代NSXを受け継いでいると思う。

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