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【公道試乗】ドリキンこと土屋圭市が新型NSXを駆る! (3/4ページ)

渋滞でも違和感のない回生と協調したブレーキ

 そして気に入ったポイントのひとつにブレーキがある。試乗車はオプションのカーボンセラミックローターが装着されていたのだが、冷えている状態でもシッカリ効く。これは普段使いを考えれば素晴らしいことだ。

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 さらにハイブリッドゆえ、0.2Gまでは回生ブレーキだというが、高速の渋滞などでも違和感がなかった。これまで乗ったファミリーカーのハイブリッドとはまったく異なり、微細なブレーキ操作でも普通の摩擦ブレーキのような感触で減速をコントロールできる。


オレは試乗会などで、ずっと乗っていたいというクルマに巡り会うことは少ない。だが今回6時間という試乗時間のなか、ほとんどステアリングを握り続けた。それだけ気に入ったということだ。

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 しかし、そんなNSXにも気になるポイントはある。左後方の視界と、右折時の右斜め前の視界だ。この2点に関しては、街乗りなどでかなり気を遣う必要があった。また、バックミラーに映る後方視界も、光の加減でエンジンがリヤガラスに映り込んでしまう。前方視界がいいだけに、やや残念なところだ。


もうひとつ、長時間ステアリングを握りつつけたくなった要因のひとつがシートだ。市街地、高速、ワインディングと、どんなシーンでも疲れない。神戸から東京まで走って帰ってもいいな、と思わせてくれるデキだった。NSXはGTカーとしても優れたクルマだ。

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