ドアの開き具合は周囲の状況に応じて自動調整
テスラの第3弾は7人乗り大型SUVのモデルXである。
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いかにもアメリカンな発想は、2列目、3列目の乗降性のために、スライド式や通常の横開閉式ドアではなく、上方に翼を広げるファルコンウイングドアとしたこと。
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すべてを開け放ったモデルXを見て、「日本国、そんなに広くはない」と口から出るほどウイングドアは堂々と開け広げられている。
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ただし、すでに自動走行のパイロットアシスト始め、各種センサー類の使い方を知り尽くしているテスラだけに、ウイングが開くための条件、隣との隙間は30cm必要とか、天地の高さなどを感知しながら、まずは上方に引き上げてから開く。
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ファルコンウイングは、ガルウイングドアよりも関節部がひとつ多く折れ曲がる、そこがポイント。だが家の車庫など天井が低いとクルマが感知するとそれ以上は開かず、前席ドアからの乗降になる。モデルX最大の個性だが、日本の使い勝手ではこうなる。
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走りは、肩透かしを食らうほど呆気なく軽快で速い。それでいて接地感や安定感の高さは、バッテリーを床に敷き詰めた低重心感満点のテスラならでは。スポーツカーそのもののフットワークをこの背の高いモデルXがサラリと決める。
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