100万円以上もザラのカーボンセラミックブレーキって何が凄い? (2/2ページ)

超高額な上に公道では割に合わないほどのオーバースペック

 短所は予想どおり価格。スチールブレーキが標準のクルマに、オプションでカーボンセラミックブレーキがチョイスできる場合、130万円~200万円ぐらいのプラスになる。日産GT-RのVスペックに用意された、「ニッサン・カーボンセラミック・ブレーキ」などは、なんと500万円というプライスが……。

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 カーボンセラミックブレーキのパイオニア、ポルシェの場合、「360馬力のエンジンに、1450馬力のブレーキ」(減速Gなどのデータや、4つのローターの熱容量の合計をカロリー計算して、馬力を算出)などといわれ、サーキットなどでも無類のストッピングパワーを誇る。

 しかし逆にいえば、ストリートオンリーのユーザーなら、わざわざ高価なオプションのカーボンセラミックブレーキを選んでも、宝の持ち腐れになる可能性も!?WEB CARTOP

 ただし、クルマ&メカ好きとしては、「カーボン」「セラミック」といった言葉の響きや、スチールとは明らかに違うローター面、専用のキャリパーカラーなどに、強く惹かれてしまうのも確か。WEB CARTOP

 耐久性はスチールディスクのおよそ3倍といわれているが、もう少し普及すればコストが下がり、やがて手が届くようになるかもしれない!?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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