【特別インタビューも敢行】ルノー・スポール「トップガン」の助手席を体験! (2/2ページ)

ベース車の特性を活かしつつサーキットでも楽しめるよう仕上げる

 せっかくなので、ウルゴン氏にショートインタビューを試みてみた。

Q1:ルノー・スポールのテストドライバーは、何人いるのでしょう?

 A1:F1を除けば、ワタシ(ウルゴン)を入れて2名です。

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Q2:ルノー・スポールのテストドライバーになる条件は?

 A2:第一にクルマが大好きなこと。さまざまなサーキット、トラック、さまざまな条件下で、安定してクルマのパフォーマンスを引き出せることも大事ですし、クルマのメカニズムに精通していることも重要です。また、他社のスポーツカーについての知識もひと通り必要です。WEB CARTOP

Q3:ルノー・スポールの開発テストでとくに重視している点は?

 A3:ベース車両の特性を生かしつつ、サーキットでも楽しめるようにすることです。パーセントでいえば、一般道を想定したルノーのテストトラックが60%、残りがニュルブルクリンクをはじめとするヨーロッパ各地のサーキットで、冬場はスウェーデンの凍結路なども走ります。WEB CARTOP

Q4:メガーヌはニュルブルクリンクでレコードを出しましたが、ルノー・スポールにとってのニュルはどのような位置づけなのでしょう?

 A4:ニュルはやはり特別な場所です。世界的に有名なサーキットですし、なによりクルマとドライバーにとって、とても厳しく難しいサーキットですから。我々もニュルでは1000kmテストを定期的に行っています。WEB CARTOP

Q5:ニュルで速いクルマに仕上げるポイントは

 A5:メガーヌ R.S. 273トロフィーRでいえば、いろいろな制御の設定が選べたところです。メガーヌに限らず、速くて楽しいクルマに仕上げるには、サスペンション、ハンドリングのチューニングが重要です。ワタシたちが一番力を入れているのも、ハンドリングのセッティングです。WEB CARTOP

Q6:現代のハイパフォーマンス・スポーツカーは、電子制御の味付けも重要な要素だと思うのですが。

 A6:フランスでは、プレイステーション世代(ゲームで育った若いクルマ好き)だと、電子制御は簡単に速く走れるとして、好意的に受け入れられています。WEB CARTOPしかし、もっと前からのクルマ好きは、電子制御の介入によって、ドライビングプレジャーがスポイルされる印象もあるでしょう。だからルノー・スポールでは、電子制御に細かいモードを用意して、どちらのユーザーにも安全に、ドライビングを楽しんでもらえるよう心がけています。WEB CARTOP

Q7:最後に日本のルノー&ルノー・スポールファンにメッセージを

 A7:言葉だけではなかなか伝わらないものがあるので、ぜひルノーのディーラーに出かけて、実際に私たちが作ったクルマに乗ってみてください。WEB CARTOP


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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