投稿日: 2017年2月6日 18:00 TEXT: 山本晋也 スバルAWD車の原点! 現存1台の貴重な「ff-1 1300G 4WD」とは (3/4ページ) Category 自動車コラム その他コラムTags FF-1 クラシックカー スバル軽自動車規格の全幅に車両重量は835kgと超軽量 スバルff-1 1300G 4WDの諸元を見て驚いたのは全幅が1480mmと軽自動車規格と同寸であること。車重も835kgと、これまた軽自動車級のライトウェイトだ。現存一台と貴重な個体だけにドアを開けて室内を確認する程度に留めたが、駆動の切り替えレバーに燦然と輝く「六連星」が、現在につながるシンメトリカルAWDの元祖であることを主張しているように感じたのは気のせいだろうか。 WEB CAR TOP001画像はこちら 冒頭、初期のスバル乗用車はフラットフロアでセンタートンネルを持たないと記した。このプロトタイプのベース車も当然ながらセンタートンネルは有していない。 そのためプロペラシャフトは室内に通し、そこをカバーするカタチで処理しているのだというのもプロトタイプ的といえるだろう。その証拠にフロアを覗き込むと、たしかにフラットになっていた。WEB CAR TOP003画像はこちら それにしても、東北電力が乗用タイプの四輪駆動車を求め、宮城スバルが試作に成功し、そして富士重工業がプロトタイプの開発にゴーサインを出さなかったら、いまだにスバルのクルマはFFがメインだった可能性がある。だとすれば、現在の成功もなかっただろう。様々な偶然が重なって生まれた「スバルff-1 1300G 4WD」が、いまのスバルにつながったのだと思うと、雪上の姿がなんとも頼もしく感じてくる。■スバルff-1 1300G 4WDプロトタイプ主要諸元 車両型式:AA44型改 車体寸法 全長3880mm 全幅1480mm 全高1430mm ホイールベース2415mm トレッド前1215mm 後1195mm 最低地上高200mm NEXT PAGE 【画像ギャラリー】 【画像ギャラリー】 写真提供:富士重工業 <1234> この記事の画像ギャラリー 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 【スバリストが選ぶ】歴代最強のスバル「WRX」はこれだ! 【どうせ選ぶなら主張したい】クルマの希望ナンバー語呂合わせ44選! 【ニッポンの名車】同い年のクルマをみると偉大さがわかるトヨタ・カローラ! 【PR】【2025年最新】おすすめ車買取一括査定サイトランキング|メリット・デメリットも解説 【ムービー】ドリキンこと土屋圭市が今秋登場のBRZ GTプロトを全開試乗! なるか大逆転シリーズ王座獲得!? チャンピオン争いが最終戦までもつれ込んだ2025年86/BRZ Cupが第7戦で完全決着 山本晋也 SHINYA YAMAMOTO 自動車コラムニスト 愛車スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)趣味モトブログを作ること好きな有名人菅麻貴子(作詞家) 山本晋也 の記事一覧
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