【疑問】その定番チューニングは本当に効果がある? (2/2ページ)

タイヤは走行パフォーマンスに大きく影響するパーツ

⑤ハイグリップタイヤ

 走りのパフォーマンスを向上させたいのなら、ハイグリップタイヤを履くのが一番手っ取り早い。同じサイズでも、ハイグリップタイヤを履けば、それだけでパフォーマンスは体感できるほど変わるはず。

デメリットは費用と、耐摩耗性ぐらいだが、ある意味、エンジンやサスのチューニングよりもずっと効果的。ただ公道で走ることを考えると、ドライグリップだけでなく、ウエット性能も高いハイパフォーマンスタイヤから選びたい。

⑥エアロパーツ

 よくできたエアロパーツなら、空気抵抗の低減、冷却性能の向上、軽量化の3つのメリットがある。ルックス重視やダウンフォースを求めると、逆に空気抵抗が増すこともあるので難しいところ。デザインだけでなく、空力性能のいいものを選びたい。

⑦コンピュータチューン

 エンジンの空燃比や点火時期などを司るECUのプログラムを書き換えるチューニング。これはレスポンス、パワー、ドライバビリティともに効果が大きく、燃費まで改善する例も少なくない。中身が見えないチューニングなので、信頼できる専門家に頼めるかどうかが一番の鍵となる。

⑧バケットシート

 ドライビングポジションの最適化は、スポーツドライビングの第一歩。そういう意味では、ホールド性のいいバケットシートへの交換は、チューニングのファーストステップとしてもおすすめできる。いいシートにすれば、座標が定まり、力みが抜け、リラックスして、正確な操作ができ、ロングドライブでも疲れなくなる。

 いいシートへの投資は決して高くはないので、純正シートに不満がある人は、一度レカロなどの優れたシートに座ってみよう。またチルト機構やテレスコピック機構なども大いに利用して、ベストポジションを追求するのも立派なチューニングのひとつ。

 レーシングカーのように、自分の体型に合わせたシート合せができる、ホンダアクセスの「ランバーフィットサポート」(9800円)なども、知る人ぞ知る優れもの。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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