【TVのレース観戦が楽しくなる】サーキットで使う用語8選 (2/2ページ)

レースの醍醐味であるバトル中にも色々な用語を使う

⑤クリッピング・ポイント

 コーナリング中、クルマがもっともコースのイン側に接近するポイントのこと。「エイペック」「アペックス」も同義語。アウト・イン・アウトの「イン」とは、このクリッピング・ポイントのことを指す。

⑥コントロールタワー

 ピット脇などに設けられたコースの施設のひとつ。レース中は競技長、コース委員長、計時委員などの実行委員が常駐していて、レースの進行などを見守る。アクシデント等にも対応し、セーフティカーを出したり、赤旗を出すなどの判断もここで行う。また反則行為やレギュレーション違反など対するペナルティについての審議も行われる。

⑦サイド・バイ・サイド/テール・ツー・ノーズ

 サイド・バイ・サイド=順位を争っている 2台のクルマが、ピタリと横並びとなり接戦になっている様子。テール・ツー・ノーズ=競い合っている2台のクルマの後端と前端が、触れ合わんばかりに接近している様子。

⑧スリップ・ストリーム

 前走車の真後ろにピタッとつくことで、空気抵抗の小さいスペースに入りこみ、エンジンパワーの余力を生じさせ、それを使って前走車を追い抜く方法。抜けない場合でも、燃費の節約につながる。時速100㎞ぐらいでも、その効果は体感可能。ただし、風が当たらない分、ブレーキやラジエータの冷却面では厳しくなる。またダウンフォースも減ってしまうので、スリップ・ストリームに入ったら、できるだけ早くオーバーテイクしたいと誰もが思っている。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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