【ニュル24時間レース裏話】STIチームを支え続ける伝統のニュルカレー

コースの形に切り出したチーズをトッピング

 レースに参戦するチームにとって、パワーの源となる食事は楽しみのひとつだろう。ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するSTIは、勝利のゲン担ぎとして毎年特製のカレーライスを振る舞っている。 カレー作りの担当は、チームスタッフの渡邉さん。2012年からカレーが振る舞われており、渡邉さんは翌年の2013年から作っている。

「2012年はカレーを食べて優勝できたので、2013年も勝てるように作ってほしいと頼まれたんです。2年目からは、ニュルのコースを象ったチーズをトッピングするようにしています。ファンの方にもカレーの存在が浸透しているようで、『そろそろ現地はカレーの時間かな?』とか、『自分たちもカレーを食べて応援しよう!』とSNSなどでツイートしてくれているそうです。それを見たチームスタッフも喜んでくれています」

 レトルト品を温めているのではなく、具材を用意して煮込む、本格的なカレー。レースの状況やピットインのタイミングで前後することもあるが、例年深夜2時ごろに完成するよう調理しているとのこと。

 日本の取材陣にも振る舞われ、筆者も試食。ピリ辛で、夜中の目覚ましにもピッタリ。メカニックの方たちも「うまいです!」と一瞬でたいらげていた。 STIチームが愛するカレーライス。来年のニュル24時間レースにSTIが参戦した際は、スバリストの方たちはぜひカレーを用意して、現地のスタッフと同じ食事で応援してみてはいかがだろうか?


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