アイドリングストップの「オフ」スイッチはどんなシーンで使えばいいのか (1/2ページ)

オフにしたほうがコスト面で得する場合もある

 日本車、輸入車問わず、ここ8年ほどで停止中エンジンを止め、燃費向上に寄与するアイドリングストップは当たり前の装備になった。今では純エンジン車でアイドリングストップが着いていないクルマは珍しいくらい普及している。

 アイドリングストップはオンがデフォルト(エンジン始動時はオンの状態)となっているため、そのままにしている人がほとんどだと思うが、オフにしたほうがフィーリング、長期的な収支決算で有利になる場合もある。具体的な例をお伝えしよう。

●小刻みに停止と発進が続き、アイドリングストップが煩雑に作動してしまう時

 シーンとしては都市高速のジャンクションが代表的で、停止後にブレーキペダルを踏み足すとエンジンが停止する方式のアイドリングストップならドライバーの判断で停止後も「すぐ動き出しそうだからアイドリングストップしない」という選択もできる。

 しかし、とくに軽自動車で多い”停止前、10km/hあたりのスピードからエンジンが停止するタイプ”のアイドリングストップの場合は、停止と再発進のたびにアイドリングストップとエンジン再始動が起き、頻繁なエンジン再始動時のセルモーターの音や振動が煩わしく感じることもある。

 そんな時はアイドリングストップを切れば煩わしさから解放されるので、オフにしてしまうのもいい。またあまりに頻繁にエンジンのオンオフがあるのは、アイドリング中の燃料は節約できても、エンジンを掛ける際に燃料を使う分もあるのでエンジンを掛けたままのほうが燃費で得というケースもあるだろう。


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