販売台数50台に対して1021人からオーダー! 注目のアルピーヌA110抽選会に潜入

フランス大使立ち会いの元に厳選なる抽選が行われた

世界限定1955台のアルピーヌA110プルミエール・エディションが6月22日、日本に上陸した。しかし、日本の割り当ては50台ということで、応募者多数の場合は抽選となることが発表されていた。そして、50台の枠に対して応募者はなんと1021名! 7月15日に東京港区にあるフランス大使館にて抽選が行われた。

抽選会は大使のローラン・ピックさん立ち会いの元、行われた。今回は、当日取材した3メディア(WEB CARTOP/BEST CAR WEB/AUTOCAR)も抽選に協力。各媒体から代表者が1名、スタート&ストップボタンを押す度に当選者が10人決まるというシステムだ。第三者が加わることで、より公平な抽選とするためである。今回抽選で当選された方が非常に羨ましい!

さて、会場となったフランス大使館ではもう一つのビックイベントが行われていた。フランス共和国革命記念日祝賀レセプションだ。今年は日仏交流160周年ということもあり、会場は身動きができなくなるほどの(約1000人)多くの人が訪れた。

このパーティーはこれまでルノーが協賛していたが、今年からはアルピーヌも加わり、今回抽選会を行ったA110プルミエール・エディションも会場に華を添えた。入り口に展示されていたため、注目度は抜群。

「かわいい」、「かっこいい」、「特別な時間に乗るには相応しい」といった声が聞こえてきたが、来場した誰もがそう思ったことだろう。会場には、アルピーヌ・ジャポンCOOトマ・ビルコさんも来場。早速、質問を投げかけてみた。

──フランス本国のアルピーヌの人気というのはどのぐらいなのでしょうか

「驚くかもしれませんが、とても期待されています。20年ぶりにアルピーヌの名が復活し、フランスのスピリッツをこれほどまでに感じさせられるクルマはほかにありません。今回、フランス大使館で抽選をさせていただきましたが、大使館もこのアルピーヌが復活してくれたことに喜んで場所を提供してくださりました。そのぐらい、嬉しいことなんですね、フランス人にとっては」と語る。

──では、同じスポーティ路線のルノー スポールとは何が違うのでしょうか?

「ルノー スポールはルノー車をベースにスポーティに作り上げています。ですが、アルピーヌはイチから作り上げていることが、根本的に違います。アルピーヌは純粋に走りを楽しんでほしい人にピッタリのクルマ。フランス車の中でもかなりプレミアムな部類に入るメーカーこそ、このアルピーヌですね」コメントしてくれた。

さて、今後は走りに特化した「ピュア」と豪華バージョン「レジェンド」も追って日本に入ってくると言われているが、そもそも今回のプルミエール・エディションの納車はいつから始まるのだろうか? 広報に伺うと「9月ぐらいを予定をしております。フランスでは2月から納車が進められていますが、日本は2番目に重要なマーケットということもあり、ヨーロッパの割当を待たせてでも優先的に納車手配などを進めております」という。

ちなみに、この1955台のプルミエール・エディションは、ヨーロッパ地域において3000から4000人のオーダーが入ったという! 現在のバックオーダーが5000から6000ということを聞いても、プレミアムカーとしていきなりこれほどまでに人気があるのは、過去の栄光の賜物だろう。純粋に走りを楽しみたいファンにとって待ち遠しいクルマなのは間違いない。


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