日本の匠の技を結集! トヨタ・センチュリーに採用したメカニズムをチェック (2/4ページ)

5L V8ハイブリッドシステムを搭載して余裕ある走りを実現

 パワートレインはレクサスLS600h/600hLに搭載されたハイブリッドをベースとし、5L 90度V型8気筒の2UR-FSEとL110型トランスミッションのコンビネーションとなっている。

 エンジンは、直接噴射とポート噴射を組み合わせたD-4S方式の燃料噴射装置を持つ。連続可変バルブタイミング機構では吸気側で電動式のVVT-iE、排気側は油圧式のVVT-iを備え、高出力と低燃費、低エミッション性能、さらに静粛性が追求されている。最高出力は、280kW(381馬力)/6200rpm、最大トルクは510N・m(52.0㎏-m)/4000rpmを達成している。

 ハイブリッドシステムはTHSIIで、モーターが1KM型で最高出力は165kW(224馬力)、最大トルクは300N・m(30.6㎏-m)で、システム最大出力は317kW(431馬力)である。バッテリーは、容量6.5Ahのニッケル水素型でリヤシート背面に搭載される。ハイブリッドならではのモーターアシストや回生ブレーキをはじめ、アイドリングストップやEV走行+EVドライブモードを備えることで、2.4トン弱の車重を持ちながらJC08モード燃費で13.6㎞/Lという2トン超の大型サルーンにしては優秀な燃費性能を実現している。


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