えっ、軽かよ……とならない女子ウケ抜群のデートで使える軽自動車5選

デートの雰囲気を盛り上げてくれる軽自動車も結構ある

 今ドキ女子はと〜っても心が寛容で、デートにカーシェアリングのクルマで迎えに行ってもぜんぜんOKだって言うじゃないですか!? 普段は電車や自転車だから、クルマに乗れるだけでも良し、という感覚なのか、どうなのか。でも、せっかくのデートなのに時間通りに返却しなきゃいけないって、どうなのと思ってしまうワケですよ。2人きりでイイ雰囲気になって女子がドキドキしているときに、「あ、もうすぐクルマ返さなきゃいけないから帰ろう」なんて、ありえない! やっぱりデートには、ちゃんと自分のクルマで迎えに来てほしいものですよね。

 そうは言っても男子の気持ちもわかります。いろいろお金のかかるこのご時世、クルマの値段もガソリン代も年々高くなってるし、税金や駐車場代なんかの維持費だってバカにならない。オシャレもしたいしおいしいものだって食べたいし、いくら女子のためでもクルマばっかりにそうそうつぎ込んでられないですよね。

 でも、それなら無理せず、価格も維持費も控えめな軽自動車だっていいんです。バブル世代の女子なら「は? 軽自動車?」だったけれど、今じゃ日本で売れてるクルマの3台に1台が軽自動車。日本で1番売れてるクルマも、ホンダN-BOX! 女子ウケするモデルだってたくさんあるんです。なかでも今回は、デートで彼が迎えに来てくれたら嬉しい軽自動車をご紹介したいと思います。

1)スズキ・ジムニー

 まずは、今春の発売以来、大ヒット中の軽自動車と言えば、約20年ぶりにフルモデルチェンジしたスズキ・ジムニー。世界が認める高い悪路走破性を持つことだけが、ジムニーの魅力じゃありませんよ〜。じつはデザインが好き、という人も多いんです。女子は丸っこいのが好きなんでしょ? と思われがちですが、意外にカクカクしたクルマが好きな女子もかなりいます。

 しかもジムニーはインパネなどあちこちに、実用性重視ならではの割り切りが貫かれていて、本物っぽいのがまた女心をくすぐるのです。プロの道具感溢れるジムニーを颯爽と乗りこなす男子に、ときめかない女子はいないでしょう。

 普通の乗用タイプの軽自動車と比べたら、ちょっと乗り心地がイマイチなのはご愛嬌だけど、居住性も高まっているし、雪道も頼もしいし、これから冬に向けてのデートにもぴったりです。

2)ホンダN-BOX/(スラッシュ)

 さてお次は、お部屋でくつろぐみたいにリラックスした時間を過ごせる軽自動車、ホンダN-BOX/(スラッシュ)。もちろんベーシックなN-BOXでもお部屋感覚は手に入りますが、N-BOX/のインテリアの作り込みはもう次元が違うんです。

 個性的な7つのインテリアは、ドアを開けた瞬間からそれぞれの世界観がパッと広がる感じ。たとえばカリフォルニアの青い空の下、ローラースケートを履いたウェイトレスが出迎えてくれそうな、アメリカンダイナースタイル。真っ赤なシートや壁、ホワイトをあしらったインパネにチェッカーフラッグ柄のリボンが思いっきりポップで、思わずフィフティーズを口ずさみたくなっちゃうほどです。

 はたまた、そよそよと揺れるヤシの木の下で、波の音を聴きながら昼寝でもしたくなっちゃう、ハワイアンなグライドスタイル。ホワイトを基調にスカイブルーのラインが映えて、ビキニ姿もお似合いのサーフスタイルになっています。ほかにも、落ち着いたブラウン基調のセッションスタイルや、シブめのダークスタイルなど、彼女と過ごす時間を思い浮かべながら選びたいところですね。

3)ダイハツ・ウェイク

 そして続いては、いつかは彼女とクルマで日本一周の旅でもしてみたいなぁ〜、なんて夢をお持ちのアナタに。驚異的な室内空間で、たくさんの荷物や車中泊だってウェルカムな、ダイハツ・ウェイクです。

 前から見ると、あまりに縦長なフォルムでびっくりするかもしれませんが、それもそのはず。ホンダN-BOXやダイハツ・タントなどスーパーハイトワゴンと呼ばれる軽自動車の全高が1750mmくらいなんですが、ウェイクはそれを凌ぐ1830mmもの高さがあるんです。

 だから、天井が高くて大人だって余裕で着替えたりできるのはもちろん、荷室の使い方も多彩。通常でも荷室の高さは1140mmもあって、アンダートランクを開けて使えば1485mmにもなっちゃうので、大きくて長い荷物がスッキリ入りますね。さらに、デッキボードには折りたたみ式の脚があって、それを立てることで二段の棚みたいに使えるのも便利。日本一周とまではいかなくても、キャンプが趣味のお二人にはまさに神対応の軽自動車ですね。

4)スズキ・ハスラー

 お次もちょっとアウトドア寄りではありますが、キャンプに限らずとにかくアチコチ出歩くのが好きな、アクティブな彼女にオススメ。クロスオーバーSUVとして大人気のスズキ・ハスラーです。見た目はとってもオシャレで街中でも映えるのに、最低地上高が180mm確保してあるので、ちょっとした悪路や雪道、雨の日の水たまりも安心。「ここ行きたーい!」という彼女のリクエストに、躊躇なく応えてあげられそうですよね。

 そして室内の広さはもちろん、シートアレンジは豊富だし、グローブボックスの蓋がテーブルとして使えたりと、ロングドライブの合間にちょっと休憩するのにも良さそうな使い勝手。ポップなボディカラーが印象的ですが、じつはカーキやブラック、パープルなんかのシブいカラーもすごく似合って、男子が堂々と乗れるのもハスラーの魅力ですね。 

5)ダイハツ・コペン

 さて最後は、軽自動車としてはちょっと高価なクルマになっちゃいますが、みんな大好きオープンカー、ダイハツ・コペンです。3タイプの外観があるんですが、女子ウケがいいのはやっぱり丸いヘッドライトが愛嬌のある、コペン セロ。丁寧な作り込みのインテリアといい、しっかりとした座り心地でレッドやベージュなどのカラーが揃うレザーシートといい、女子はこういう「大きなスポーツカーのミニチュア」みたいな感覚に弱いものなんですよ〜。

しかも、ルーフが電動開閉なのも高ポイント。荷物があんまり積めないから、たまには彼女が助手席でバッグを抱えて座る、なんて状況にもなりかねないけど、そんなことも喜んでガマンできちゃうくらい、オープンドライブってテンション上がるんですよね。ただし、人目の多いところや空気の汚れてそうなところではクローズドで走ってあげるのをお忘れなく。

 というわけで、自分だけの1台のクルマで、彼女との思い出を積み重ねていくのは、やっぱりいいものです。軽自動車だって大丈夫。ぜひ最高のドライブデートを楽しんでくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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