馬鹿売れホンダN-BOXか? ガチライバルのタントかスペ—シアか? 子育てママ目線で徹底比較 (2/3ページ)

小柄な女性はN-BOXかスペーシアが運転しやすい

 続いて比較するのは、運転しやすさ。ママになってから、必要に迫られて久しぶりに運転を再開する、という人も多いですよね。軽自動車だからそもそものサイズが小さいし、デザインも直線基調だから、基本的にはどれも運転しにくい、ということはないのですが、体格が小柄な人は要注意。

 しっかりと運転ポジションを合わせないと、視界が悪くなるため障害物を見逃してガリッとこすっちゃった、なんてことにもなりかねません。小柄な人にオススメしたいのは、従来よりも運転席のヒップポイントを30mmほど高めて、運転しやすさにこだわったというN-BOXとスペーシア。

 N-BOXは、フロントガラス両側の柱をわずか54.7mmにまで細くして、広〜い視界を確保しているのもポイントです。それに対してタントの運転ポジションは、ちょっと小柄な人にはブカブカ感があるかもしれません。購入前に試乗して、しっかりチェックしてくださいね。

 安全装備は、3モデルともメーカー最新の技術が投入されていて、衝突回避・被害軽減ブレーキをはじめ、誤発進抑制機能(前方および後方)、オートハイビーム(スズキはハイビームアシスト)などが揃います。でも追従式のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や車線維持のためのステアリング制御機能(LKAS)といった、運転支援技術が搭載されるのは、N-BOXだけです。それらは主に高速道路での作動を目的としたものなので、市街地メインで使うなら恩恵はないですが、ロングドライブも頻繁にするとなると、あれば安心な機能です。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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