その購入ちょっと待った! 年度末で大幅値引きされても今買うべきではないクルマ5選 (2/2ページ)

あの大人気ミニバンも今は待つのが得策!

4)トヨタ・ヴィッツ

 ヴィッツは2010年の発売だから、基本設計が古い。緊急自動ブレーキは歩行者を検知できるようになったが、内装の質感とデザイン、後席の快適性、荷室の広さと使い勝手、乗り心地、運転支援の機能などは、ライバル車のフィットにかなわない。

 そこで次期型は、プラットフォームを大幅に刷新して走行性能や乗り心地を向上させる。フォルクスワーゲン・ポロのような欧州車と直接比較できるようなクルマに仕上げる可能性もあるから、これを選ぶのが得策だ。

 また現行型は発売から8年以上を経過するため、中古車市場には同型の車両が大量に流通している。設計も古くなって数年後に売却する時の金額も下がるから、現行型は見送って次期型を選びたい。

5)トヨタ・アルファード&ヴェルファイア

 大人気のLサイズミニバンだが、2018年10月に実施されたマイナーチェンジの影響を受けて、納期が約4カ月に伸びているから注意したい。

 現時点でアルファード&ヴェルファイアのエコカー減税対象車はハイブリッドだけなので、2019年4、5月に新しい減税基準が施行されても、購入時の免税は維持されて変更はない。

 しかし購入から3年後の車検時に納める自動車重量税は、2019年のエコカー基準変更で免税対象外になることも考えられる。購入を諦める必要はないが、納期が長いために現行エコカー減税の期間中には登録できず、減税面では不利になってしまう。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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