プロが見て売れない理由が見つからない……のに売れない残念なミニバン3選 (2/2ページ)

「ミニバンの皮をかぶったスポーツカー」と言われたモデルも

2)トヨタ・エスティマ

 エスティマのデビューは2006年。今から13年前になる。しかしそのデザインはまったく色あせず、2016年に行われたビッグマイナーチェンジ以降のクルマはまるで別物のような走行性能を披露。何しろ走りの質を最新のライバルたちに追従させるため、ヤマハ製パフォーマンスダンパーをフロントに装備、設定。その効果はフロント回りのねじり剛性UP、ステアリングを切った時のリニアな応答性&ボディー振動の減衰向上などにしっかりと現れている。

 また、サスペンションやステアリングも改良が施され、乗り心地やパワステの操舵フィールまで改善。中身は最新、まさにビッグマイナーチェンジと呼べるゆえんである。

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ミニバン

 加えて、トヨタのミニバンとして初のツートーンルーフのカッコ良さも、エスティマの優れた美魔女的デザインに拍車をかけている。もちろん、2列目席スーパーリラックスモードによるビジネスクラス的居住空間、床下収納式3列目席によるラゲッジルームの拡大アレンジなど、ミニバンとしての基本的な使い勝手の良さ、魅力にも事欠かない。背高ミニバンのブームに置いて行かれた感もあるにはあるが、もはや燻(いぶ)し銀のデザインコンシャスミニバンの筆頭である。ミニバン

3)ホンダ・オデッセイ

 日本のミニバンブームの火付け役と言っていいのがオデッセイ。現行型の5代目は、オデッセイ初の両側スライドドアを備えつつ、持ち前の低床プラットフォームを生かした低重心、ホンダの気合を感じさせる走行性能が持ち味となる。

 とくにスポーティーグレードのアブソルートはライバルメーカーのミニバン開発者から「ミニバンの皮をかぶったスポーツカー」と言わしめたほどの逸材。ミニバン

 デビュー当初は硬すぎた乗り心地も今では洗練され、何よりも170度リクライニング可能な2列目プレミアムクレードルシートのソファのようなかけ心地、シート振動の少なさによる快適度は、ミニバンの2列目席として最上級と断言できるもの。ミニバン

 伝統的な3列目席床下すっきり収納を行えば、バックドアの開口部がごく低く、重い荷物の出し入れやペットの乗降もラクラクな大容量ワゴンに変身する点も素晴らしすぎるのだ。マジで、売れない理由が見つけにくい、走りを筆頭にパッケージも快適度も文句なしの1台。愛犬家にもぜひともお薦めしたい。ミニバン

 ちなみに、ステップワゴンで物足りないACCの作動(再加速時の性能)も、こちらはオッケーです。

名前:
青山尚暉
肩書き:
2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
現在の愛車:
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味:
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人:
Yuming

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