日本車なのに冷めている日本人? トヨタ・スープラ復活を誰よりも喜んだのはアメリカ人という真実 (1/2ページ)

デトロイトショーでは「ウェルカム・バック」の声

 2019年1月14日、北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)。トヨタブースで華々しく、新型『スープラ』が発表された。

 日本では12月上旬、袖ケ浦フォレストレースウエイ(千葉県袖ケ浦市)で量産試作車を使ったメディア試乗会が実施され、じつはその場に、量産型の展示があった。年が明けてワールドプレミアされる時がエンバーゴ(情報解禁日)に設定されていた。

 デトロイトショー現地で実車を初めて見たアメリカ人ジャーナリスト、さらにはトヨタディーラー関係者、さらには欧米や韓国の自動車業界関係者たち、皆が揃って笑顔を見せた。心から「ウェルカム・バック(おかえりなさい)」と言ったのだ。

 そもそも、『スープラ』は日本の『セリカXX(ダブルエックス)』の輸出版だ。だが、世界でもっとも『スープラ』を愛したのはアメリカ人だったように、筆者には思える。

 だからこそ、今回の新型についても「なんとか、スープラを復活して欲しい」という言葉はアメリカが世界の中で最も強かった。新型『スープラ』の開発責任者である、トヨタの多田哲哉氏は数年前のことをそう振り返る。

 アメリカのトヨタディーラー関係者も「これは凄い物を用意してくれたものだ。このスタイリングで、このパワートレイン。これは必ず売れる!」と太鼓判を押す。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
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