寒い冬は確実に愛車を蝕む! 季節の変わり目に注意したいトラブル6つと対処法 (2/2ページ)

長く大事にしたい人にとってゴム類のダメージは永遠のテーマ

4)シャフトブーツなどのゴム類

 駆動と操舵の両方を行う、FFのシャフトブーツはストレスがかかりやすく、普段から要チェック。破れていると車検に通らないが、冬場は破れやすい季節でもある。いきなりバリッとは割けないが、寒いと固くなるので耐久性が低くなる。また雪道を走って雪の固まりがヒットして損傷することもあるので、点検しておきたい。

5)マフラー

 最近のマフラーは純正でもステンレス製だったりするので耐久性はあるが、問題は溶接されたパイブなどの継ぎ目。この部分は腐りやすく、雪道にまかれる融雪剤が付くと一気に穴が空いてしまうことがある。ちなみに融雪剤は塩と同じだ。

6)オイル

 不具合とまではいかなくても、気温が上がってくるとエンジンの音が大きくなることがある。10万kmを超えたクルマなど、エンジン内部の磨耗が進んでいるとクリアランスが大きくなり、暖かくなったことでオイルの粘度が落ち、音が発生する。冬場は気温が上がらないので、粘度低下も小さい。エンジン内部保護のためにも、指定よりひとつ上の粘度のオイルを入れてやるといい。20なら30といった具合だ。ちなみにWが付いているほうの数字は、温まってしまえば関係ないので気にしなくてOK。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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