スリップサインじゃ決められない!  スタッドレスタイヤを来季も使えるかの判断基準とは (1/2ページ)

スタッドレスタイヤは5部山以下になったら要交換

 今シーズンは、東北地方も新潟、長野方面でも、気温は低いが、雪は少なめというところが多かった。ましてや雪国以外では、せっかくスタッドレスタイヤを履いていたのに、一度も雪道を走らなかったという人も多いのでは?

 それゆえ、年末から3~4ヶ月も雪道以外のところを走ったスタッドレスタイヤは、来シーズンも使えるのか心配になるかもしれないが、そういう人はまず次の2点をチェックしてみよう。

1)残り溝

 夏用タイヤは、スリップサインが出ると交換時期となるが、スタッドレスタイヤにはこのスリップサインの他に、もうひとつ「プラットフォーム」という摩耗具合を知らせるための目印がある。サイドウォールの「⇑」マークがついているところの溝を見ると、一段盛り上がっている部分があり、この面まで摩耗が進むと積雪路・凍結路では十分な性能は発揮できなくなり、冬用タイヤとしての寿命は終了となる。

 プラットフォームは、新品タイヤの溝のおよそ50%にあるので、スタッドレスタイヤは5部山以下になったら要交換だ。

 もっとも、夏用タイヤとしてならば、5部山以下になっても、スリップサインが出るまでは一応使える(当然だが、雪道以外では、ドライ・ウェットともに夏タイヤの方がパフォーマンスは高い)。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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