駆け出しの女性編集者でも違いがわかった! 1300kmロングランで見えたヨコハマBluEarth-GTの実力 (3/3ページ)

ワインディングまで楽しめる懐の深さ

 徳島県初上陸ということで観たいところは沢山あれど、そうはいってもあくまで仕事! 観光というワケにはいかない。徳島県に入るや否や「少しワインディングを走ろう」と先輩スタッフからの指示が入る。私自身サーキットも走るぐらい走り好きなだけに、ワインディングは楽しみでもある。でも、ブルーアースというブランド、名称を聞くと、どうしても環境性能の高さをイメージしてしまう。

 そして以前編集長から聞いた言葉を思い出す。「タイヤの燃費性能とグリップはなかなか両立できない。基本的には相反する性能なんだよ」と。そうするとワインディングとかは苦手なのかな? そんなことを考えながら走り出す。

乾ひかりのヨコハマタイヤ・ブルーアース試乗リポート

 走行してみるとかなりタイトなコーナーが続くワインディングで、低速でもステアリング操作が忙しい。そんな初めての場所なのに、走りを楽しめた。ステアリングの操作に対して思ったとおりにクルマが曲がってくれる感じで、少し切っただけでもクルマの鼻がスッと動いてくれるところがとくにいい。だからといってたまに乗るカートのような過敏さがないから運転しやすいのだ。こういうのを意のままっていうのかな……なんて考えながら走っていたら、気がつけばメーターの数字は制限速度いっぱい! もっと踏みたくなる気持ちを抑えるのが大変だった。

 正直、高速であれほど快適な走りができたタイヤで、こんなにもスポーティな走りを楽しめるのは想定外。驚くべき二面性だ。

乾ひかりのヨコハマタイヤ・ブルーアース試乗リポート

 その後「四国ならうどんですよね!」なんて私の言葉に目が点になるも、徳島県でうどん店を探してくれたスタッフに感謝。うどんは香川県だったとは編集部に戻ってから知った。

乾ひかりのヨコハマタイヤ・ブルーアース試乗リポート

 そういえば私、一人でこんなに長距離を走るのは初めて。これまではせいぜい1日で往復300km程度の距離を走った経験がある程度。それが結局2日で1300kmも走りきった。もちろん疲れていないとは言えないけれど、これまでの経験から想像するよりもラクだった。やっぱり高速メインで走るとき、ステアリングに神経を使わずに済むような安定性の高さは重要だ。ブルーアース「GT」と名乗るだけのことはあるなと妙に納得してしまった。

乾ひかりのヨコハマタイヤ・ブルーアース試乗リポート

 ちなみに「ブルーアース」の部分は? といえば、全行程1300kmの燃費は14.5km/Lをマーク! 今回使用したアウディA4 45 TFSI quattro sportのカタログ値、JC08モード燃費が15.5km/Lなのだから、達成率はなんと93%超ということに。今回はサーキットなどは走っていないから絶対的なグリップまではわからないけれど、少なくとも走りと燃費のバランスは良いのだと思う。

乾ひかりのヨコハマタイヤ・ブルーアース試乗リポート

 編集を始めてまだ半年の私、タイヤの技術的な知識や経験はまだまだだ。しかし今回の経験で、ドライブを楽しむためにはタイヤがいかに重要かがわかった。快適な乗り心地や静粛性、安定感などが緊張や疲労の軽減、安全につながり、初めての1000km超えのロングランを心から楽しむことができた。これからは「タイヤで走りが変わる」と自信をもって言えそうだ。

装着タイヤ:YOKOHAMA BluEarth-GT AE51(ブルーアース・ジーティー・エーイーゴーイチ)
サイズラインアップ:155/65R14〜245/35R19(全58サイズ)
試乗車:Audi A4 45 TFSI quattro sport
装着サイズ:245/35R19(前後)
取材協力:アウディ ジャパン株式会社

 【詳しくはこちら】
問い合わせ:横浜ゴム株式会社 0120・667・520(受付時間 平日:9:00~17:00)
https://www.y-yokohama.com/product/tire/bluearth_gt_ae51/


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