新車時は手が出ないが中古なら半値以下! 庶民がスーパーカーに手を出すとどうなる? (2/2ページ)

どうしても欲しい! という情熱がないと苦しむだけ……

 ハラダ「フェラーリだと、F355が憧れなんですが……」

 いまだにそういうカーマニアは数知れない。おかげでF355の相場が上がる一方だ。今や、MTでパリッとした状態のF355は、1400万円出さないと買えない。ちなみにF355も、セミATのF1マチックは時限爆弾である。何かあれば150万円は飛ぶ。

 ならば、私は360モデナをすすめる。1000万円でそこそこの個体が買えるし、F355よりかなり丈夫。モデナならF1マチックでも、F355よりは故障の心配は少ない。

 ハラダ「アストンマーティンはどうでしょう。V12ヴァンキッシュが600万円くらいから買えるのですが」

 私はアストンを買ったことがないのでわからないが、アストンの場合新車だろうが中古だろうが、下取りは買った値段の半額になるのが法則だと聞く。フェラーリやランボなら、ヘタすりゃ買った値段より高く売れる可能性があるが、アストンはそうはいかない。

 しかし、覚悟を決めてアストンを買ってみるというのも、人生の醍醐味だ。意外とそれほどのトラブルなく、貴族の世界を楽しめるかもしれない。

 ただまぁ、このクラスになるとやっぱり、「どうしても欲しい! 買えなきゃ生きてる意味がない!」くらいの覚悟が欲しいところだ。生半可な気持ちで踏み込むと、高い授業料で終わってしまう。買うなら根性を決めて飛び込んで来い! さすれば道は開ける。


清水草一(永福ランプ) SHIMIZU SOUICHI

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愛車
フェラーリ328 GTS/ランボルギーニ ・カウンタック アニバーサリー/BMW 320d(先代)/ダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ(90年製)
趣味
原稿を書くこと
好きな有名人
斉藤由貴、菊池桃子

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