動いてなくても減る? パーキングブレーキのパッドやシューは交換が必要な消耗品か (2/2ページ)

利き具合と引きしろのチェックは車検項目に含まれる

 ブレーキパッドなら、ライニングの残量が2~3ミリになったら要交換。ドラムブレーキのブレーキシューも、残量が1ミリになったら使用限界といわれている。ブレーキは使えば減るし、減ったら交換するのは当たり前。

 パーキングブレーキのシュー(パッド)だって、それは同じこと。ただし、パーキングブレーキは基本的にタイヤが動いていない状態、停車時に使うため、シューが擦れて減る量は微々たるものだ。サイドブレーキを戻し忘れて走ったりしない限りは、ほとんどライニングが摩耗することはない。

 したがって通常、5~10万kmは無交換でOK。ただし、点検だけは定期的にやっておく必要がある。車検の際に、パーキングブレーキの利き具合と引きしろ(5ノッチ前後で利けばOK)はチェックされるため、最低限それだけは車検に通れば問題ナシ。

 パッドとシューの摩耗損傷も24カ月点検のメニューに入っているので、まともな整備工場なら確認してくれているはず。ユーザー車検などで車検をクリアしている人でも、摩耗具合を2年に1度ぐらいはきちんと点検しておきたいところ。

 シューやパッドの残量がなくなれば、当然パーキングブレーキをかけても、停止状態を保つことができなくなる。「サイドブレーキはノーメンテでOK」などと油断せずに、少なくとも車検毎には点検し、リヤタイヤ付近から何か引きずるような音、焼けるような異臭がしてきた場合は、速やかに整備工場で見てもらおう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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