自己防衛のつもりが法律違反かも! ドライブレコーダーを自分で取り付ける際の注意点とは (2/2ページ)

夏の車内は過酷! 取り扱いにも注意したい

 さて、ドライブレコーダー選びにおけるポイントとして解像度を一番に考えるかもしれないが、じつは他の機器との干渉がもっとも気を付けたいポイントだ。とくにラジオやテレビにノイズが入ったり、GPSに影響してナビがズレたりしてはストレスだ。そうした部分で対策がしっかりしていて安心して購入できるのは純正アクセサリーのドライブレコーダーだ。さらに装着についても後付け感の少ないものが増えてきている。

 また、純正アクセサリーやカーオーディオメーカーが提案しているナビとセットになっているドライブレコーダーは、ナビの画面に動画を映し出すことができるなど便利な機能を持つものもある。数千円の製品でも十分にクリアな動画を録ることはできるが、AV機器とリンクした便利機能は慣れると、いまさら戻れないという気持ちになるものだ。

 ところで、DIYで取りつけている状態をみると、アクセサリーソケットからドライブレコーダーまで電源ラインがブラブラとしているケースも見受けられる。さほど視界を遮らないとはいえ、決してスマートとは言えず、そうした処理を考えても配線を隠すなどひと手間をかけることが大事だ。その意味でも、ディーラーやカーショップなどできちんと取り付けてもらうといいだろう。

 ドライブレコーダーに関する注意点としてはメモリーカード(SDメモリーやマイクロSDメモリーが多い)の品質やライフにも気を付けたい。ドライブレコーダーの装着されているフロントガラスの内側は夏場には80度を超えることもあるほど過酷な場所であり、メモリーが熱で壊れてしまうこともある。気付かぬうちに記録できていなかったということにもなりかねない。

 ドライブレコーダーのメモリーカードは入れっぱなしにせず、きちんと録画できているかを確認するほか、ある程度は定期的にフォーマットするなどしたい。また、基本的には消耗品といえる。気になるのであれば、たまには新品に交換することを考えるといい。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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