ダイハツの新世代クルマづくり「DNGA」の新技術を公開! まずは7月発売の新型タントから (1/2ページ)

クルマの進化だけでなく生産性なども大きく向上する

 ダイハツ工業は、新世代のクルマづくりとして掲げている「DNGA(Daihatsu New Global Architecture/ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を用いた新技術を公開した。これらは7月に発売を予定している新型タントに搭載されている。

 このDNGA新技術は、「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」という3つの価値をユーザーへ届けるために開発。DNGAの新技術の概要は下記となる。

1:軽自動車から小型車まで設計思想を共通化させた「一括企画開発」
2:車両/パワートレーン/先進安全の3つの進化
3:将来の電動化やコネクトサービスの実現を含む「CASE対応を見据えた設計思想」の織り込み

 となっている。では、具体的にどのような技術が採用されているのか見ていこう。

 新型プラットフォームは、軽自動車を基軸に新興国向けのBセグメント車輌までの展開を視野に入れている。「小は大を兼ねる」という考えもと、まずは軽自動車から投入される。サスペンションジオメトリーの変更をはじめ、ボディ着力点結合化、アンダーボディ骨格のスムースな結合を実現。これによりサスペンション応答性の最適化や10年先を見据えた安全/強度/NV性能を織り込んでいる。

 これにより、ボディの曲げ剛性は約30%向上し、軽量高剛性ボディのおかげで車両全体で約80kgの軽量化を実現した。これらは各部の板厚最適化や部品点数の削減、アッパーボディのハイテン率10%向上、樹脂部品の活用などが貢献している。


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