BMW史上最大のラグジュアリーSAV「X7」が日本上陸! 同時に最上級セダン7シリーズも新型へ (2/2ページ)

7シリーズは最上級セダンらしい上質感をさらに高めた

 もう一方の新型7シリーズは2015年にデビューし、ドライビングラグジュアリーをコンセプトに多くのファンを魅了してきた。この新型では、よりオーセンティックで高品質なプレステージセダンをテーマにしているという。

 こちらも、注目は大型化したキドニーグリルを装着したフロントマスク。先端を5cmほど高くしたことで、より存在感をアップ。従来モデルよりも約40%ほど大型化しているという。

 特徴的なのはフロントだけではない。リヤは左右のテールランプをつなぐようにLEDランプとクローム加飾ガーニッシュを装備。ナイトドライブでより存在感を高めている。

 搭載するパワートレインは、3L直6ガソリン/ディーゼル、4.4L V8ガソリン、6.6L V12ガソリンの4タイプ。そのなかでも、注目は3L直6ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルだ。最高出力210KW(286馬力)/5000rpm、最大トルク450N・m/1500-3500rpmを発揮するガソリンエンジンにモーターの組み合わせ。また、ロングボディの745Leは4WDシステム「xDrive」を採用しているため、パワフルな走りも堪能できる。

 X7同様、BMW M社が手がけたスポーティモデルであるM760Li xDriveもラインアップ。最高出力609馬力(448kW)/5500rpm、最大トルク850N・m/1550-5000rpmというスポーツカー顔負けのパフォーマンスを発揮する。

 また、両モデルともに安全装備は抜かりない。まずは国内認可取得モデル初導入となるハンズ・オフ機能を搭載。ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能は、高速道路での渋滞時に、ドライバーの負荷を軽減してくれるという運転支援システム。渋滞時に絶えず前方を確認し、確実にハンドルを握れる状況下において、手を離しながら走行することができるというもの。長距離ドライブ時などは有効なシステムとなるはずだ。

 そのほかにも高性能3眼カメラの搭載により、より長距離まで前方視界を認識可能となり、高性能プロセッサーとレーダーによって精度と正確性を高めた運転支援システムを標準装備。これにはアクティブ・クルーズ・コントロールやレーン・チェンジ・ウォーニングならびにレーン・ディパーチャー・ウォーニングといった機能も備わっている。

 ドライブを支援する機能として、AIを活用し車両に話しかけることでエアコンの温度調整といった車両の操作や各種情報へのアクセスが可能になるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも備えている。新型X7と7シリーズの登場で、すでに発売されている8シリーズと合わせ、クーペ/カブリオレ/セダン/SAVとBMWのラグジュアリーモデルが拡充したことになる。


新着情報